鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読み終えて、「彼らを聴く」になってますw:読書録「彼らを書く」

・彼らを書く

著者:片岡義男

出版:光文社

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Amazonから届いたとき、妻に

「新聞広告見たとき、買うと思ってた」

と言われました。

ええ、買いましたともさw。

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この3人(一つはグループだけど)について言えば、片岡さんはバリバリの同時代人。

その思い出を…って訳じゃなくて、彼らを題材にした映画(ドキュメンタリー&フィクション)を見て、それについて書く…と言うのが本書の趣向。

そのことで「記憶を探る」のではなく、「見たものを描写する」と言うところから、考察が広がるスタイルの作品になってます。

これが硬質で、細部を正確に描く片岡さんのスタイルに合致して、ノスタルジックな雰囲気にならないところがいいな、と。

オッサンの昔話も悪くないですが、片岡義男にそう言うのは相応しくないんでw。

 


とは言え、「彼ら」に遅れて来た僕にとっては、若干「近しさ」に差があって、読んでてもそれが意識されます。

ザ・ビートルズ > エルヴィス > ディラン

って感じかなぁ。

やっぱディランは「詩」ですからね。

歌詞を聞き取れない身としては、ホントのところは分かんないよなぁってのがあります。

ディランの歌詞は長くて、難しいしw。

本書の読みどころの一つが、ディランの作詞過程の一端を垣間見るところだと思うんですが、ぶっちゃけスルーしちゃいました。

 


装丁の良さや載っている写真の見事さもあって、読んでて気持ちの良い作品になってるのは確かです。

何作かの作品は Apple TV のリストにもピックアップしました。

いつ観るかは分かんないけど。

 


ただまあ、「彼ら」の音楽が改めて、聴きたくなるのは確か。

で、プレイリストを作成して、本をパラパラ見返しながら、リピート中w。