鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

やりたいことは何となく:映画評「君の名は。」

新海誠」監督のことは何となく気にはなってたんですが、作品を見るところにまでは至らず…。
それが本作は結構ヒットしているとの話を聞いて、「じゃあ見てみるか」となりました。
終業後、19時からの回。
結構人が入ってて、驚きましたよ。(金沢じゃ珍しいくらいw)



君の名は。


「やりたいことは分かるし、共感もできる。でも、もう一歩…」
って感じかなぁ。
中盤から終盤の展開は、グッくるとこ、少なくないです。
特に終盤の展開は「好き」ですよ、正直言ってw。


ただ「前半」がね。
「面白い」んだけど、ちょっと入りきれない。
設定や物語運びが、ちょっと「雑」な感じがするんですよ。そこが「ドライブ感」に繋がってるのは分かるし、ここをジックリやられたら尺が足りないのも十分に理解できるんですが、それでも、ちょっと。


監督自身が本作については今までより「エンタメ」を意識したみたいなことを言ってますが、それはここら辺のことなのかな?
ヒットしてるんだから、それが「OK」な人も多いんでしょうが、僕はちょっと乗り切れずって感じです。なんか「さびしんぼう」の前半を思い出しましたw。


でもまあ「なんか心に残る」作品なのは確かです。(そこもまた「さびしんぼう」チックw)
10代とか20代で観ると、もっと深い感慨を覚えるのかも。
「見るべき時ってのはある」
っちゅう話ですかね、結局はw。