鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

こういう映画って、悪役が楽しそうなんですよね。:映画評「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」

特段、「X-MEN」のファンじゃないし、思い入れも全くないんですがw、「出来がいい」との評判を聞いてたもので・・・。

「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」



評判通り、クールな印象の結構いい作品だったと思います。
超能力者たちの物語ですから勿論SFX満載なんですが、その割には抑制の利いた使い方になっていて、トランスフォーマーなんかに比べたら明らかに「物語志向」。
悪役のケビン・ベーコンと、ちょい顔出しのウルヴァリン以外は知らない若手役者ばかりでしたが、それがいい方向に出てる感じでしたね。(なんで若造の「プロフェッサーX」があんなに偉そうなんだ・・・とも思いましたが)
「007風を目指した」という話も聞いた覚えがありますが、「なるほどね」って印象もあります。
特にケビン・ベーコンの悪役は全く「007」ノリでしたからw!



まあこういう映画の場合、圧倒的に悪役の方が楽しく演じられるようです。
本作もケビン・ベーコンは実にいい感じ。
言ってみれば「マグニートーの生みの親」(能力という点でも、思想という点でも)なんですが、007風のちょいとスノッブな悪役ぶりでナカナカ楽しそうです。
それだけにやられっぷりは「もうちょっと」って感じもしましたがね。(一方で斬新さも確かに盛り込まれています。ここら辺は難しいところでしょう)



「新3部作」ということで、続編も予定されているようです。
前の3部作もまともに見てないんで、別にシリーズに対する期待感はないんですがw、この水準で続けられるんだったら、それはそれで楽しみかな、と。



あー、それにしても何かアメコミの映画バッカリって感じだなー。