鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

こういう脚本書く人がいるのは嬉しい:映画評「リバー、流れないでよ」

安野貴博夫妻の配信YouTubeの中で2人が見て面白かったコンテンツ…みたいなので紹介されてたんですけど、これは確かに思わぬ拾いものです。
いやぁ、全然アンテナに引っかかってませんでした。

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<概要>
映画『リバー、流れないでよ』は、京都・貴船の老舗料理旅館「ふじや」を舞台に、2分間のタイムループに囚われた人々の姿を描いた作品です。主演は藤谷理子さんで、彼女の実家である旅館が撮影場所として使用されています。 

あらすじ:
冬の貴船。仲居のミコトは、貴船川のほとりに佇んでいたところを女将に呼ばれ、仕事に戻ります。しかし、2分後、再び同じ場所に戻っていることに気付きます。彼女だけでなく、旅館の従業員や宿泊客たちも、2分間の時間がループしていることを認識し始めます。熱くならない熱燗、なくならない〆の雑炊、永遠に出られない風呂場など、異変が次々と起こります。全員が記憶を保持したまま、2分ごとに元の場所に戻される中、ループから抜け出そうと試みる人々と、その状況にとどまりたいと願う人々の感情が交錯し、貴船の世界に変化が生じていきます。ミコトは一人、複雑な思いを抱えながら、その原因究明に挑みます。

(ChatGPTサーチ)


2分ごとに時間がループすると言う異常事態に巻き込まれるにもかかわらず、登場人物たちが比較的早くその環境に順応して行くのが面白いです。
まぁ、ループするといっても、意識と記憶が残っているので、設定が常に2分ごとに巻き戻るだけっていう感じではあるんですけどね。


その異常な設定の中で、登場人物たちがそれぞれ抱えている思いや、悩みみたいなものが吹き出してきて、それがループの中で何らかの終着点を見つけていく…みたいな展開になっています。
なかなかよくできてるなぁと思いますね。
舞台となる貴船の雰囲気もすごくいいですし。


有名な役者さんはほとんど出演しないけど(女将と小説家くらい)、みんな達者な見せてくれるあたり、ちょっと「侍タイムトリッパー」を思い出しました。


原案と脚本は舞台をやってらっしゃる方が書かれているようですけど、日本の舞台脚本家にはまだまだ面白い方がいらっしゃるということですね
こういう才能がどんどん出てくるのかな。
映像関係の環境は配信なんかも出てきて、ある意味、こういう小ネタで展開する作品にはプラスになってると思うんだけど、さてどうなっていきますやら。


#映画感想文
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