原作は未読、ゲームも未プレイ。
こう言うジャンルが盛り上がるキッカケになったと言われている「ゲーム・オブ・スローンズ」は第1シーズンの2話くらいで離脱w。
…くらいの僕が観ての感想です。
またもやNetflixオリジナル。
正直、前半はダルイ。
個々のキャラはかなり魅力的なんですけど、話の筋がよく分からなくて、「?」な感じが続くのに忍耐が要ります。
ただ後半はかなり引き込まれて、最終2話は一気見でした。
前半「ダルイ」のは作品構成によるところも大きいですね。
焦点が当たるキャラは3人。
「ウィッチャー」のゲラルド
「女魔法使い」のイェネファー
「亡国の王女」のシリ
この3人のエピソードが並行して描かれる
…くらいならそこまで混乱しないんですが、さらにエピソードの扱っている時期(時代)がバラバラで、それらが錯綜して描かれることで「えっと…どうなってんだっけ?」となっちゃうんです。
ちなみに整理すると
現在進行形の物語:シリの話
一番古い時代からカバーしている物語:イェネファーの物語
で、ゲラルドの物語はこの両者の間くらいに位置しています。(カバーしている期間は、シリの物語が「2週間」、ゲラルドが「20年」、イェネファーが「70年」とか)
ゲラルドとイェネファーのエピソードは飛び飛びなので、関連性が読みづらいんですよね。
ゲラルドとイェネファーが「5話」で出会い、「7話」で2人のエピソードが「1話」に重なり、「8話」で3人の物語が「現在進行形」になると言う構成。
個人的には「5話」からドライブがかかりました。
楽しみ方は見る人それぞれで、錯綜するエピソードを読み解いていくってのもアリでしょうが、僕としては前半は「物語」を追おうとせずに、アクションやイメージを楽しむくらいがいいんじゃないか、と。(「絵」の仕上がり具合はかなり素晴らしいです)
でもって終盤に立ち上がる圧倒的な「物語性」に驚き、堪能すると言う…。
既に制作が決定している「第2シリーズ」は、こういったエピソードの錯綜は抑えて(ゲラルドの「過去」はありますが)「物語」を追うスタイルになるようですので、頭から「物語性」に浸ることができそうです。
楽しみ、楽しみw。