鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「祭りだ、祭りだー!」:映画評「バトルシップ」

「お祭り映画なんだから、細かいこと言っても…」
とは思います。
思いますが、それにしても…。




「バトルシップ」



全般に言えるのは、「テンポが今ひとつ」でしょうか。
特に前半がヌルい。
主人公が入隊するまでの下り。
これ、要ります?



あと主人公のキャラクターもなぁ。
「能力はあるけど、それを活かさずに怠惰に生きてる」
ってことなんでしょうけど、何かそれも一貫してないんですよねぇ。
何でこいつに周りが一目置くのか。
結構位も上ですし。
設定がイマイチ掴めません。



もっとも後半は結構楽しいですよ。
「ダーク・ピット」シリーズに良くあった(最近作は読んでないので知りませんが)「廃品のリサイクル」展開wは上がります。
日本人の扱いが良いのもプラスポイント。
「マイティ・ソー」ではポジションが分かりづらかった浅野忠信も、本作ではしっかり副主人公格を与えられています。(彼がこう言うハリウッド大作に出演することには違和感もあるんですが)



トータルで言えば、
「『お祭り』と割り切れば、それなりの映画」
かなぁ。
もともとそう言う映画なんだから、それで良いんですがね。



あ、リーアム・ニーソンは完全に無駄遣いでしたw。