鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「パート3」じゃないのは正解:映画評「ゴーストバスターズ」

80年代を代表するコメディ映画シリーズなのは確かですがね。30年以上経って、同じメンツでの「続編」を見たいとは思いません(ハロルド・ラミレスは亡くなっちゃってますが)。
今作での前作メンバーの「カメオ出演」は良かったと思いますよ(ハロルド・ラミレス含め)。
メンバーを女性にしてのリブートも悪くないアイデア
なんだけど…



ゴーストバスターズ


正直、僕は乗り切れませんでした。
前作は「抜けた感じ」のコメディとCFXとのミクスチャが新鮮な作品でした。
本作も実力派のコメディエンヌを起用して、進化したCGをふんだんに使って…って路線なんですが、なんか前作のテイストに引きずられ過ぎてる感じがするんですよねぇ。
今のコメディの路線だともっとハチャメチャなところがあると思うんですが、どっか「抜け」感で止まってるような…。
それが前作の良さでは確かにありましたが、「今」風な感じはしません。
だからちょっとテンポが遅い印象になって、乗り切れなくなったんじゃないか、と。(同じ監督コンビの「スパイ」は全然そんなことなかったんで、やっぱりここら辺は「前作」に引っ張られたんじゃないかと思うんですよね)


「じゃあ面白くなかったか」
と言われると、そんなことはないんですけどね。上映時間は楽しく過ごすことができました。
「ソー」(クリス・ヘムズワース)の「抜け作」ぶりには笑わせてもらいましたし。
でも、もっと大笑いした記憶があるんだよなぁ、前作には。