鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

誰向けの映画?:海賊戦隊ゴーカイジャー/仮面ライダーオーズ

子供向けテレビドラマの映画シリーズとしては、ポケモンなんかより、このヒーロータイムの映画の方が何倍も楽しめます。
実は結構観に行くのが楽しみですらあったりするんですよねぇw。(まあどうせ行かなきゃいけないなら、楽しまなきゃ損だし)




「海賊戦隊ゴーカイジャー 空飛ぶ幽霊船」
「仮面ライダーオーズwonderful 将軍と21のコアメダル」




コレはこの二つのシリーズがここ数年、ドラマ性を高めているとともに、「視聴者として親の世代」=「かつてシリーズを観ていた世代」を意識した作りに傾斜してるためでしょう。
戦隊シリーズ35周年作品のゴーカイジャーは、そもそもゴレンジャー以降の戦隊がビシバシ登場する設定になってます(コレは数年前に仮面ライダーシリーズが先鞭をつけた)。
そしてオーズには、何と「暴れん坊将軍」。
まんまの設定で登場し、エンディングではサンバを歌うサービスぶりです。(ちなみにiTunesでDLできるPVはかなり珍妙なものが出来てます)



しかしまあ、ここまで来ると「誰に向けて作ってんだか」って気にもなってきますねw。
ゴーカイジャーの方は、結構「王道」な作りになってて、テレビシリーズ同じテイストのものを映画らしくスケールアップした感じ。
ま、手堅い出来です。

問題は「オーズ」で、ここ数年の仮面ライダー映画が、ドラマ性もテーマ性もシッカリしたモノを提示してきたのに比べると、何だか散漫な印象があります。
「何で吉宗なの?」
ってのには、
「暴れん坊将軍だから」
って以外の必然性がありませんしねw。



まあそうは言っても、松平健が登場したら盛り上がるのは事実。
殺陣のシーンや、バイクと白馬でオーズと吉宗が並走するシーンなんかは、やっぱ「あがり」ますワ。
「夏の映画」としては、この盛り上がりが一番重要なのかもしれません。
ドラマ性って言う意味では、テレビの方がかなりシリアスになって来てますから。



結論。
子供と、どーしても観に行かなきゃいけないなら、ポケモンよりコッチw。