Netflixの新作映画としてアップされていたのは何の気なしに見始めました。
題名がなんとなくちょっとおしゃれっぽいのに、サメ退治の映画らしいってのが気になりまして。
夏のオリンピックでは、セーヌ川が会場になるって言う報道もありましたしね
冒頭、なんとなくセーヌ川を眺めるようなちょっとおしゃれな絵面。
そこから何やら環境破壊に対して、異議申し立てをするようなシーンになって、主人公のサメが登場
最初の3匹の後、舞台はパリに移り、環境破壊の影響で進化したらしいサメとの戦いが…
なんか生半可な知識で動く過激な環境保護団体に対する皮肉な視点とか、経済第一で人命軽視で動こうとする浅はかな政治家とか登場して、
「なるほど、こういう批評的視点を盛り込んだ映画なんだなぁ」
とか思ってたら、全然違いましたw。
かなりガチな「サメ映画」。
環境破壊とか関係ねぇっす。
もうラストとかこっちの方向に振り切っていくんかいなって感じでしたね。
あまりにも振り切っているので、逆に「オリンピックをセーヌ川でやることに対する懸念」みたいなものはどっかに行ってしまいます。
「もしサメがいたら」みたいな話にならんでしょう。これ見てもw。
まぁ「サメ映画」なので、残酷シーンはあります。
そういうのは苦手な人はやっぱり見ないほうがいいでしょうね。
「ジョーズ」が好きな人は一見の価値あり。
スピルバーグが「ジョーズ」から「ジュラシックパーク」に行った流れをなぞってるような映画とも言えなくはないですからね。
俳優さんとかも全然知りませんが、拾いもんの一作でした。