鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録「女のいない男たち」

・女のいない男たち
著者:村上春樹
出版:文藝春秋



「女のいない男たち」
<いろんな事情で女性に去られてしまった男たち、あるいは去られようとしている男たち。>(まえがき)
ま、そういうテーマでの短編集です。
こういうテーマって村上春樹には多いような気がするし、考えてみたら文芸小説の少なからずが(作者に男性が多いってこともあって)こういうテーマでくくろうと思えば、くくれるような気も・・・。
いや、だから何って訳でもないんですけどねw。



個人的には、
「ドライブ・マイ・カー」と「木野」が好きです。
ちょっと「木野」は村上春樹らしすぎる感じもしますが、ま、そういうところが好きで「村上春樹」を読んでるってのもありますから。
他の作品も面白く読めました。
「期待裏切る」ってほどじゃないですが、「期待通り」の線は維持していると思います。



休日の昼間に珈琲でも飲みながら読む。
気取りすぎな感じですが、まあそういうのが相応しい作品ではないかと。
読み終えた後に、ウイスキーを飲みたくなるかどうかは、あなた次第。