鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

反社と付き合ってはいけません:映画評「カラオケ行こ!」

原作 和山やま(女の園の星)
監督 山下敦弘(リンダ リンダ リンダ)
脚本 野木亜紀子(逃げるは恥だが役に立つ)
主演 綾野剛(MIU404)


…と言う狙った座組で制作された映画で、狙った通りの出来になってますw。
僕はもともと和山やまさんのファンなんですよね。
(「女の園の星」は、傑作です)

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合唱団コンクールで3位になって全国大会を逃した聡美。
なぜかヤクザの成田に見込まれて、カラオケの指導を行うことになってしまう…


まぁくだらない話です。
そのくだらない話を丁寧に作っている。
この設定で言うと、成田なんかはすごい音痴…みたいな演技でいきそうなんですけど、そこそこ歌えるっていうのがなんとも絶妙。
彼の組の組員が練習でカラオケするシーンなんかも、実にいい塩梅の下手さ加減なんですよね
別にリアリティを求めてるわけじゃないんですけどw


それにしても、Xの「紅」
改めてこうやって聞くとなかなかいい曲ではないですか?
頭の所の英語歌詞を作中で日本語に訳したりしてるんですけど、これもなかなか…
う〜ん、綾野剛でこれ、レコーディングしてくんないかなぁ
Little Glee Monsterの合唱バージョンもなかなか聞かせるんですけど。


エンディングが終わった後のワンシーン。
原作組からすると「なるほど」なんですけど、これなしの余韻もなかなか良い感じではありました
まぁ、それじゃあ、締まりすぎないっていうのもあるかな


原作のほうは続編が連載されているようです。
もしかしてこの映画の続編もあったりするんでしょうか?