鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

話が進んでいるような、進んでないような:映画評「名探偵コナン 黒鉄の魚影」

「名探偵コナン」が連載開始されたのは、1994年のようです。
僕はもうサラリーマンになってますね。
ただ当時はまだ喫茶店とかで少年サンデーを読むことも多かったので、割と初期の話はフォローをしています。
1番のお気に入りだったのは「灰原哀」。
ということで、コナンの映画なんか1本も見たことないのに、本作は見てしまいましたw。
(テレビスペシャルか何かでルパン三世と共演したやつは見たことがあるんですけど、あれはひどかったなぁ)

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日本やヨーロッパ中の監視カメラ全てと繋がり、顔認証までできてしまう「パシフィックブイ」。
八丈島まで遊びに来ていたコナンはその施設を狙う黒い組織たちの動きに気がつく。
パシフィックブイに乗り込むコナン
組織たちの陰謀はやがて灰原哀を巻き込んでいく…


いやー、なんと言いますか。
5分ごとに突っ込み満載みたいな映画でした。
大体インターポールと日本の警察が顔認証付きの監視カメラ全てと連動するとかって、どんな中央監視社会やねんって感じです。
日本の領海に潜水艦がやってきて、公共施設に魚雷ぶっ放すとかねぇ
…とか言っちゃいかんのでしょうね。
これはもうそういうもんだとして、ただひたすら流れに身をまかす映画なんでしょう。
そう思うとそれなりに楽しめるところがあるし。


まぁでも本作は「灰原哀」です。
ちょっとひねた厨二病男子ウケするキャラ。
彼女が活躍して、コナン/工藤新一への思いをほんの少しだけ表に見せる。
それを見るだけの映画と言ってもいいでしょ。
それで満足。

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しかしもう連載スタートして30年位経ってるんですけどね。
知らんキャラは結構たくさん出てきてますが、肝心の話進んどらんやんけ。
これだけブランクあってみたのに、ついて行けてしまいました。(オープニングの時に流れる解説ナレーションで大体フォローできるっていうのもありますw)
いやまあ、アムロ(安室)とシャア(赤井)の掛け合いって楽しみもありましたがねw。


現在公開中の最新作も大ヒット中とのこと。
やっぱり5分ごとに突っ込み満載の映画なんだろうなぁ。
灰原がヒロインの話じゃないはずですから、そちらのほうは見る予定はありません。

(子供達は見て、「面白かった」と言ってましたが)

 

*ってな雑文を書いた後に古谷徹さんの記事のことを知りました。

う〜ん…