鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「今できること」を確認しとこうと思いまして。:読書録「面倒なことはchatGPTにやらせよう」

・面倒なことはchatGPTにやらせよう
著者:カレーちゃん、からあげ
出版:講談社(Kindle版)

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「カレーちゃん・からあげ…って何だよ」
ですがw、AIエンジニアと松尾研究室所属のデータサイエンティストとのこと。
軽いですが、書籍の中身はしっかりしています。


chatGPTについては課金してて、毎日使ってはいるんですが、会社が使用を禁止していることもあって、業務には使っていないのが僕の現状。
まあ、「使える」としても、やってる仕事が個別性が高すぎるのと、やっぱりハルシネーションは気になるんで活用は難しいかな…とは思っています。
思ってはいるものの、いつまでも「会話の深掘り」だけってのもどうかと思い、
「現時点でchatGPTが<できること>の概要は把握しておきたいな」
と考えて、本書を購入。
読みながら、PCでchatGPTを立ち上げて、いろいろ紹介されている機能やワークをやってもみました。
いやぁ、アプリじゃなくて、ブラウザー版のchatGPTを使うの、久しぶりw。


結論からいうと、
「思ってた以上にいろいろできるんやな〜」。
でも
「使いこなすにはPythonなんかの基本知識ないと、まだあかんかな?」。
ファイルをアップしていろんなことができるんですけど、(日本語対応の問題なんかもあって)そこでシュアな回答を得るためにPythonを使うことを指示したり、ライブラリ(これが正確に何なのかは分かんないw)を参照させたりと、いろいろ「小技」があるんですよね。


<以下の手順に従って、アップロードした Excelファイルを処理してください。

 

手順:"""
・A列にある日付データをもとに、 C列の金額を月ごとに集計する Excelの関数を考えてください。
・openpyxlを使用して、同じシートの E列 1行目から 12行目に 2021年1月から 2021年 12月までの月と F列に月ごとの集計結果を追加してください。
・関数のみを追加し、値ではなく計算式をシートに記入してください。
・各月の日数が異なる点に注意して、集計範囲を適切に設定してください。
""">


ここの「openpyxl」ってのがPythonのライブラリらしいんですが、こんなの知らなきゃ出てこないw。
もちろんコピペして使えば結果を得ることはできるんですが、「使いこなす」と言う意味ではまだまだ「普通に話すことで、コードなしでプログラミングができる」とこまでは来てないかな?
コピペして使えるだけでスゲェっちゃあスゲェけど。
もっともこの結果自体にもハルシネーションの可能性があるので、そこをチェックできるだけの知識と経験が必要…ってのもあります。


個人的には「画像生成・処理」のところは(コピペして)使うかも。
グラフ等の方は、(業務使用できないと言うこともあるし)使う機会は少ないかもね。
chatGPTの進化は無茶苦茶早いので、ここら辺のところも少ししたら解決して、「日本語で普通に話してプログラミング」ってのもすぐに現実化するかもしれないとも思いましたけど。
(本書は2023年11月VerのchatGPTをベースに書かれています)


<本書の構成  

本書は第 1部から第 4部までで構成されています。  

 

第 1部「知っておきたい ChatGPTの基本」では、 ChatGPTと拡張機能の基礎知識と、 ChatGPTに思った通りの回答(出力)をさせるための初歩的なテクニック、セットアップと使い方の基本を説明します。  

 

第 2部「 ChatGPTが使える日常テクニック」では、実際に ChatGPTで日常の「面倒なこと」を解消していきます。繰り返し作業の省力化、さまざまなファイルの処理・生成(画像/音声/ PDFなど)や Excelファイルの操作・スライド作成を説明します。  

 

第 3部「 ChatGPTでのデータサイエンス」では、 ChatGPTを使い、データサイエンスに取り組みます。データサイエンスは、データを用いて新しい科学的な知見や社会にとって有益な知見を引き出すためのアプローチです。本書では、多数のデータに対して可視化・分析・予測などのデータ処理を行います。  

 

第 4部「 ChatGPTのさらに便利な応用テクニック」は、第 3部までの内容から一歩進んだ内容を扱います。  
13章 ~ 16章では、発展編として少し高度なタスクにチャレンジします。といっても、高度な知識は不要です。日本語さえ使えれば、ビジネスシーンでの仕事効率化や、ゲームやアプリの作成、プログラミングの勉強もできてしまうのです。これが ChatGPTと拡張機能の魅力です。  
17章では、自分専用の ChatGPTが作れる GPTsや、 ChatGPTと組み合わせて力を発揮するツールを紹介します。>

 


第1部・第2部は僕も使ってみようと考えた機能。
第3部・第4部は、
「こう言うことができるんだ」
と言う理解はしておくものの、自分で使うのは限定的…ってところでしょうかね。
まだまだ「プログラミングの知識はあった方がいいよ」ってのが結論かもしれません。
(5年後は知らんけど)