鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

このシリーズはaudibleでフォローします:読書録「確証」

・確証
著者:今野敏 ナレーター:水越健
出版:双葉文庫(audible版)

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今、今野さんの作品は「隠蔽捜査」を中心にフォローしてます。
安積班も読んでたんですが、出版社が変わったりもしてて、どれがどれだか分かんなくなって、いつの間にか…w。
ポロポロ他のシリーズも手を出してはいるんですが、しっかりシリーズを追いかけようと思ってるのは「隠蔽捜査」シリーズだけですかね。

本作は盗犯を担当する警視庁捜査3課のベテラン刑事・萩尾秀一と、そのコンビの女性刑事・武田秋穂を主人公としたシリーズ。
audibleでシリーズ作品がオーディオブック化されるようで、ちょうど目についたので、このシリーズはaudibleでフォローさせてもらうことにしました。

 

 

渋谷で起きた強盗事件。
その12時間後に、渋谷の宝石店で、鮮やかな手口の窃盗事件が発生する。
窃盗事件は強盗事件に対する何らかの<メッセージ>なのではないかと考えた萩尾は、指紋認証の金庫を突破する手口を開発した元・窃盗犯の元を訪れる。
その最中、再び強盗事件が発生するが、警備員が殺害されたことから強盗殺人事件として捜査1課が出張ってくることになる。
1課の強引な捜査に、萩尾たちは懸念を持つが…

 

 

むちゃくちゃ凝ってる…って話ではないけど、地道な捜査の繰り返しで少しずつ…って話でもない。
そこら辺のバランスが今野敏の警察小説の読みどころですかね。
捜査1課との軋轢なんかには、警察組織や体質への批判的な視点も組み込まれています。
ま、それも決定的に声高にはならないあたりも作者らしい。
安心して読み進める(聴き進める)ことができる品質保証が「今野敏」作品にはありますw。

 

 

このシリーズだけじゃなくて、他もaudibleで聴いてみますかね。
安積班シリーズがaudible化されると一番ありがたいんだけどなぁ。

 

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