・未来のミライ
著者:細田守
出版:角川文庫
結構、評価は「微妙」な感じなんですね。
僕は「バケモノの子」よりは上だと思いますが。
(観た細田作品では、サマーウォーズ>未来のミライ>時をかける少女>おおかみこどもの雨と雪>バケモノの子…かな、僕の好みは)
<「未来のミライ」、厳しいスタート 前作「バケモノの子」から40%減の背景>
http://realsound.jp/movie/2018/07/post-225864.html
ただ、「間口が狭い」ってことはあるかもしれません。
http://aso4045.hatenablog.com/entry/2018/07/24/173650
僕は「君の名は。」は「?」だったんですがw、10代後半や20代だと、「君の名は。」は「!」で、「未来のミライ」は「?」になるかも。
ここら辺は観客層とのマッチングの問題もあるかも…です。
で、このノベライズ。
「原作小説」じゃなくて、「ノベライズ」を読むのって、スゲェ久しぶりですが、本作は脚本も書いた監督自身の作なんで、厳密にいうと「ノベライズ」とは言えませんかね?
映画を観ただけではチョット分からなかった背景の設定を知りたくて読んだんですが(特に「ひいじいじ」)、分かったところもあれば、分かんなかったところもあり…。
横須賀で働いてたひいじいじは、その後、田舎でひいばあばと出会ったんでしょうか?(富山あたり?)
まあでも家や舞台のことや戦争がらみのとこの背景は分かったので、読んだ価値はあったと言えるかも、です。もっとも、
「映画」はやっぱり「映画」自身に語らせるもの。
これは間違いありませんけどね。
(そんな人、稀でしょうが)「本編」を観ずに本作を読んでも「???」だとは思いますw。