鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録「ダイエットは運動1割、食事9割」

・運動指導者が断言! ダイエットは運動1割、食事9割
著者:森拓郎
出版:インプレス(Kindle版)



迷走中の「ダイエット」の軌道確認のために読みました。
いや、キッカケは例によってAppleのセールなんですけどねw。



「運動1割、食事9割」
これは全くその通り。
ジョギングしたって、筋トレしたって、そうそうカロリーは消費しませんからね。
「消費カロリーより摂取カロリーを減らすこと」
これはダイエットの「永遠の真実」であり、そのためには食事制限が重要だってのは「自明の理」です。



その「当たり前のこと」を本書は書いてる訳ですが、面白いのは、
「運動の効用を極めて低くしか評価していない」
スタンスですかね。
(前提条件付きですが)「運動を止めなさい」とまで言ってますから。
まあここら辺は「売り文句」ってこともあるんでしょうが、ある種の真理を突いてるのも事実でしょう。
ダイエットに取り組む人の「心理面」にまで踏み込むと、あながち「極論」とは言えないなと思います。(「運動したら腹が減る」「腹が減るのに食事が十分にとれない」「運動することそのものが苦痛になる」・・・みたいな)



あとは「食べるもの」に関する知見が多く記載されています。
「添加物はあかん」
「コンビニ食はダメ」
みたいな内容は、「フード左翼」的な論調にも繋がってて、ちょっと「食傷気味」な感もあるんですが(作者自身は割とバランスをとっていて、「リテラシー」の重要性にも言及しています)、「GI値」「高N/Cレート食品」や、「飽和脂肪酸」「トランス脂肪酸」「不飽和脂肪酸(特にオメガ3)」なんかの話は、情報としては入っていてても整理がついてなかったのを、一旦棚卸しして頭の整理をしてくれた様に思います。




「ダイエットは足し算じゃなくて、引き算」
これは本当にそうですね。
ムチャクチャ運動が好きで、タップリ取り組む時間があるようなら、「足し算」で「運動ダイエット」も効果あるかもしれませんが、少なくとも僕はそうじゃないので。
体調管理という側面から「スロージョギング」はやってますし、コレからも続けるつもりですが、やはりメインは「食事療法」でしょう。
緩めの「糖質制限ダイエット」を継続していますが、その補強として本書を読んだ意味はあったと思います。
ま、こういうのは「自己啓発本」と同じで、自分の現状確認のために読むようなところはありますからね、意志の弱い人にとっては。



という訳で、早速、食塩無添加のミックスナッツを購入。
いやはやミーハーw。