鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

パンクでカジュアルな投資スタイル…かな?:読書録「くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話」

・くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話

著者:ヤマザキOKコンピュータ

出版:タバブックス(Kindle版)

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僕自身は金融の「投資」に関しては、個別株はほとんどやってなくて、積み立ての投資信託をチョボチョボって感じです。

それ自体を大きく変える気もないし、余裕もないんですがw、「投資」という考え方には興味があって、チョコチョコそこら辺の本は読んだりもしています。

 


本書はひふみの藤野英人さんがFacebookでエラく推してらっしゃったのを読んで、興味を持ってポチりました。

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「投資方針」としては、そんなに特別なことを言ってるわけじゃないですね。

 


①余剰資金で行う(生活費まで注ぎ込まない)

②分散する(作者は海外株にリスクヘッジしています)

③取引きコストを避けるため、ネット証券を使い、制度(NISA等)も活用する

 


特徴なのは、その根本にある思想というか、スタイルというか。

 


自分自身の考え方や生活スタイルを明確にし、それに沿った<未来>を作るために、それを支えてくれるような会社に投資をする

 


「お金」を重視する生き方じゃなくて、「幸せ」や「楽しさ」を重視する生き方。

作者はバンドや釣りを楽しむことを中心においてるので(そのために福岡に移住したくらいw)、生活費のコストは抑えられていて、その分余ったものを「未来」を作ってくれそうな会社に投資をする。(リスクヘッジのために分散しながら)

…って感じでしょうか。

 


作者自身のパンクでカジュアルな「生き方」がそのまま顕れたような投資スタイルじゃないか、と。

 


藤野さんがこの本に感銘を受けるのもわかるような気がします。

少しでも多くの人が投資に参加できるように、ハードルを低くする

多くの人が参加する投資が未来の社会を作っていく

…ってあたりは、「ひふみ」の考え方のベースにもあるように思いますから。

 


まだまだ「株式投資」というと博打的なイメージが拭えませんが、

銀行に預金することも、サラリーマンとして働くことも、家を買うことも、資格を取ることも、結婚することも、

広い意味で「投資」なんですよね。

そのことを意識して生きるってことは、これからは本当に大事なことなんじゃないかなぁ、と僕は思ってます。

 


子供たちにとっては尚更にね。