鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

男親はちょっと寂しくなる。(それでいいんだけど):映画評「オン・ザ・ロック」

ひきつづきのAppleTV+。

監督ソフィア・コッポラ/主演ビル・マーレイの「ロスト・イン・トランスレーション」コンビの新作です。(って、僕は「ロスト〜」、観てないんですけどね)

f:id:aso4045:20201111084624j:image

 


ふとしたキッカケで夫の浮気を疑うようになった娘が、女ったらしの父親と夫の行動を追跡する…と言うコメディ。

設定はドタバタコメディ風ですが、オフビート感はあるものの、抑制が効いてて、上質なドラマに仕上がっています。

「自意識過剰」な部分を抑えたウッディ・アレンって感じかしらんw。

う〜ん、この画の「いい感じ」はどうやったら出てくるんだろうな〜。

 


ビル・マーレイ。

いいですね。

「ゴーストバスターズ」のころは今ひとつ良さがわからなかったんですがw、本作での、「どうしようもない」んだけど、そのことを自分でも分かっていて、その結果も受け入れている感じ。

ビル・マーレイならでは。

一言で言えば「大人になりきれてない」ってことなんでしょうけど、「大人になるって、どう言うことよ」とも言いたくなったりします。

 


だからラストシーンがいい。

男親としてはすごく寂しいけどね。

でも、こうあるべき…でしょう。

 


ちなみにサウンドトラックもすごく趣味がいいです。

しばらくは読書のBGMにしようかな。

https://open.spotify.com/user/lascancionesdelatele.com/playlist/5Hd7CWFkZdQVs0oRv50xl1?si=R34GumsqRNqh5v1qdtOTUw

 


#映画評

#on_the_rocks

#bill_murray

#sofia_coppola