鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

この顔触れで半分は成功w:映画評「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」

「スター・ウォーズ最後のジェダイ」のライアン・ジョンソン監督と、007のダニエル・クレイグによるミステリー映画。

この二人ですから、「どんなアクションが…」とはならず、シッカリとしたミステリー映画に仕上がっています。

f:id:aso4045:20200723093834j:image

 

ミステリーのジャンルとしては「倒叙ミステリー」。

いわゆる「コロンボ」パターンですが、もちろん一筋縄では…(自粛)。

まあ、この役者を揃えただけで、「面白そう」とは思えます。

クリスティー映画の「スタアを並べて」じゃなくて、「一癖も、二癖もある顔ぶれで」って方ですが。

2時間を超える作品ですが、全く退屈しませんでした。

 


<以下、若干のネタバレあり。観る予定がある方はお読みにならない方が楽しめると思います>

f:id:aso4045:20200723093803j:image


ちょっと「変わってるな」と思ったのは、「殺される人物(富豪)が<いい人>」って設定かな?

で、彼は自分たちの親族の行く末を気にかけてもいる。

その心配から出た「決断」が<事件>につながってしまう訳ですが、ラストのショットは、

「彼の<決断>は間違っていなかった」

と言う構図。

その後味が、結構いいんですよね。

 


まあ、個人的に「家父長」的な世界ってのは苦手ではあるんですがw。