「スター・ウォーズ最後のジェダイ」のライアン・ジョンソン監督と、007のダニエル・クレイグによるミステリー映画。
この二人ですから、「どんなアクションが…」とはならず、シッカリとしたミステリー映画に仕上がっています。
ミステリーのジャンルとしては「倒叙ミステリー」。
いわゆる「コロンボ」パターンですが、もちろん一筋縄では…(自粛)。
まあ、この役者を揃えただけで、「面白そう」とは思えます。
クリスティー映画の「スタアを並べて」じゃなくて、「一癖も、二癖もある顔ぶれで」って方ですが。
2時間を超える作品ですが、全く退屈しませんでした。
<以下、若干のネタバレあり。観る予定がある方はお読みにならない方が楽しめると思います>
ちょっと「変わってるな」と思ったのは、「殺される人物(富豪)が<いい人>」って設定かな?
で、彼は自分たちの親族の行く末を気にかけてもいる。
その心配から出た「決断」が<事件>につながってしまう訳ですが、ラストのショットは、
「彼の<決断>は間違っていなかった」
と言う構図。
その後味が、結構いいんですよね。
まあ、個人的に「家父長」的な世界ってのは苦手ではあるんですがw。