・超ロボット化社会 ロボットだらけの未来を賢く生きる
著者:新山龍馬
出版:日刊工業新聞社
・サイボーグ時代 リアルとネットが融合する世界でやりたいことを実現する人生戦略
著者:吉藤オリィ
出版:きずな出版
ロボットとサイボーグ
それらが活躍する「未来予想図」はどんな感じか!
…みたいのを予想してたんですが、ちょっと違いましたw。
それぞれの分野で活躍している一人者が書いた作品ですから、それはそれで興味深く読めたんで良かったんですけどね。
(「サイボーグ時代」はFacebookで会社の同期がコメントしてるのを読んで購入。森口くん、サンキュ)
「超ロボット化社会」の方は、<ロボットだらけの未来>を想定しつつ、「ロボットの現状」について語っている作品。<乗る><働く><遊ぶ><学ぶ>と言うくくりで説明されています。
解説なんかを読むと、「ロボットができないことに焦点が当たりすぎでは」って危惧もあったようですが、僕の感想は「ここまでロボットがやれるようになってるのか」。
まあ「汎用ロボット」や、アトムのような「ヒューマロイド型ロボット」をイメージすると「まだまだ」かもしれませんが、「目的」を適切に想定すれば、かなりのことがロボットで代替できるようになってる印象。
あとは「コスト(費用対効果)」と「法律やルール」の問題ですかね。
でもここら辺は<時間>が解決していくことでもありますから。
「サイボーグ化社会」は、
「人間の能力を機会が拡大・補完していく時代に、我々(人間)はどういうスタンスで臨むべきか」
という、自己啓発書の一種。
オリィさんが実際にやってることはかなり面白いので、そこら辺を詳しく語ってもらって、肉体や精神を拡張する「サイボーグ」時代の可能性を語って欲しかったんですが、そういう意味ではちょっと残念。(断片的には紹介されてて、それはそれで興味深いですけどね)
ただそういう時代に「今までとは違う考え方や行動様式を持つべき」tyてのは全くその通りだと思いますね。
「これからの時代を生き抜く6つのストラテジー」としてあげられているのは以下。
1 選択する習慣を持つ
2 お金を払ってでもしたいことを仕事にする
3 アウトプットしながらインプットする
4 他人にバカにされることを歓迎する
5 自分の制御方法を知る
6 若者に弟子入りする
似たようなことは類似書でも語られてますが、短かにALS等の難病者を持ち、彼らとの深い交流から、「障害を超えたコミュニケーション」のあり方の<開発>を実践している作者ならではの説得力があると思いますよ。
AIの進歩や5Gの展開で、<機械>と<人間>の協業の幅は格段に広がり、深まっていくはず。
その「土壌」が既に準備されていることは、この2冊を読めば実感できます。
そもそもスマホの登場で人間の「サイボーグ化」は一気に進んだ感もあります。
僕はそう言う<未来図>が好きだし、楽しみにもしてるんですが、イロイロ課題も出てきているのも確か。
なによりアタマがそれについていけるか、カラダがどこまで許してくれるか。(スマホの生みの親であるジョブズでさえ、「死」を乗り越えることはできませんでしたから)
…なんでまあ、「学び」と「健康」がこれからのメインテーマっちゅうことですな。
「当たり前」の結論で申し訳ありませんがw。