鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

製作費が掛かってるな、とは思います:ドラマ評「ジャック・ライアン」

トム・クランシーのキャラクターを使って、現代版にアップデート。

まあ、「レットオクトーバー~」とか、冷戦時代でしたからね。

 

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「ジャック・ライアン」


Amazonオリジナルで、結構制作費はかかってるな~って雰囲気はあります。

その質感を楽しめるっちゃあ、楽しめるんですが、僕としては脚本の微妙感が気になりましたね。


何で奧さんは出て行く決心をしたん?

ドローン操縦士の物語はどういう位置付け?

ライアンの正義感の押し付けの唐突感は?

圏外になってリモコンが使えなくなるって…?

etc, etc…


決定的なダメさ感がある訳じゃないんですが、な~んか緩いんですよね。

主人公の分析官「らしさ」は良いと思うし、エボラウイルスの使い方にも新味を感じたりもしたんですが。

…でもこれって、犯人の「息子」は「予備軍」になっちゃうだけちゃう?


すでにシーズン2の製作も決定しているとか。

観るかどうかは、今んとこ「未定」ってことで。

思ってた以上に簡単(メルカリ)

「こう言うのも使ってみんとな〜」

と思い立って、「メルカリ」を使ってみました。

アプリは結構前にDLして、放ってたんですけどねw。

 

「50過ぎのおっさんにはキツイかな〜」

と思ってたんですが、全然そんなことなかったです。そこら辺をカバーする仕組みが、アプリをキーによく出来てる印象でした。

 

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登録は指示通りに進めれば、全く迷うことなく進めることが出来ます。

 

出品されてるモノをザッと見たけど、とりあえず買いたいものがないので、「出品」の方へ。

今回は手持ちの本何冊か出品してみました。

 

この手続きも無茶簡単。

さらに「本」の場合はバーコードからデータを読み込む機能があって、一層楽チンになってます。

 

出品の必須条件は「写真」のアップ。

コレで商品の状態を確認出来るようにしてる訳ですね。

値付けは自由ですが、参考値みたいなのが出てくるので、今回はそれをほぼ使わせてもらいました(正確には若干下げましたw)。

概ね定価の6、7掛けでしょうか?

 

プログラミングの勉強本

ビジネス書3冊

実用書

エッセイ

 

の6冊を出品したんですが、一晩明けたら4冊、購入いただいてました(ビジネス書2冊、実用書、エッセイ)。

ちょっとビックリ。

まあモノによるんでしょうが(当たり前)、一冊でも…と思ってたんで、予想外の「成果」ですね。

 

この購入の通知もアプリ&メールであります。

ご購入者がクレカ等で支払ったら連絡が来るようです。

で、商品を郵送し、受取確認を購入者がしたら、出品者に支払いがされる、と。

なるほど〜。

(ここで双方が「評価」するあたり、「評価社会」っぽいw)

 

商品の発送には「らくらくメルカリ便」ってのがあって、コンビニで<匿名郵送>が出来ます。(普通に郵便を使うことも出来るようですが、その場合は「匿名」にはなりません)

 

3冊は包装を僕がして持ち込み、1冊はコンビニ販売のボックスを使ってみました。

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郵送の指定もアプリでできて、アプリで組成されるバーコードをコンビニで見せたら、送付状が作成されると言う仕組み。

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便利&簡単。

 

売上は指定すると銀行振込されるようです。

少額じゃ振込手数料も出ないんで、ある程度溜まったら…って感じですかね。

 

手数料を10%とられるし、郵送料とかもあるから、コレでバンバン儲けよ〜ってな仕組みじゃないかな?(そこら辺を計算すると、文庫とかは割りにあいません)

でも手元のモノの整理…と考えれば良くできた仕組み。

引っ越しの時みたいに、一気に整理したい時には向きませんが、一品一品丁寧に扱いたい…と言う時にはネ。

「匿名」だけどコメントのやりとりが購入者/出品者間で出来るのも、程よい感じかと。

 

ここら辺が経済やビジネスにどう言う影響を及ぼしてくるかってのはありますが、個人の中古品市場(古書や古着売買を含めて)に大きなインパクトを与える可能性がある…ってのは何となく分かりました。

こういうのは、やっぱ使ってみないとドーコー言えませんな。

 

(良い影響か…と問われると微妙ですが。

対抗するには、

・コンテンツの充実

・マーケット拡大へのイノベーティブな取組

・生産性の向上

…小説なんか、電子書籍の拡大と価格引き下げなんですが、まあヤランでしょーなー。

で、マーケットは痩せていく…。

本好きとしては残念なことですが、音楽や映像が(SpotifyやNetflixなんかの海外勢に牽引されてってのはあるけど)何とかそこをやってますからね〜)

 

その覚悟はあるか:映画評「ペンタゴン・ペーパーズ」

何より驚くのは、コレを「レディ・プレイヤー1」と並行して仕上げたってこと。

なおかつ、エンタメ映画として一級品の「レディ・プレイヤー1」に並べて、極めて上質なドラマに仕立て上げてるってこと。

どんだけ凄いねん、スピルバーグ。

 

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「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」

 

まあ「今作らなければ」ってのは分かります。

フェイクニュースに翻弄されるアメリカのマスメディアの状況を踏まえると(それはニュースがワイドショー化してる日本にも通じることですが)。

加えて「MeToo」運動に見られる女性の地位向上へのウネリも。

それらをシッカリ視野に入れながら、チャンと「観れる」映画にしてるとこが、また「スピルバーグ」。

(もちろんメリル・ストリープ、トム・ハンクスの演技もありますがね)

 

メディアに対するエールもあるんでしょうが、

僕はSNS、特にFacebookへの投げ掛けも感じましたね。

「その覚悟はあるのか」

「その覚悟を持て」

ザッカーバーグがどう思ったかは知りませんがw。

 

「レディ・プレイヤー1」、本作。

どちらも観るべき映画。

特にコッチは「今こそ」…ですな。

改めて「幕末、メンドクセ~」:読書録「超現代語訳幕末物語」

・笑えて、泣けて、するする頭に入る超現代語訳 幕末物語」

著者:房野史典

出版:幻冬舎

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お笑いコンビ「ブロードキャスト‼︎」のツッコミによる歴史紹介本第2弾。

「戦国」に続いて、「幕末」となります。

前作は「戦国時代」と言いながら、ホボホボ「関ヶ原」と「真田三代記」でしたが、

http://aso4045.hatenablog.com/entry/2018/09/01/094620

本作は幕末のあれやらこれやらをカバー。

「風雲児たち」のようなこともなくw、ペリー来航から箱館戦争までってのは、妥当な線でしょう。


僕は結構幕末モノは好きなんで、割と小説・ノンフィクションは読んでる方。なんで、描かれてるエピソードは大体知ってたかな?

本書の面白さは、そういうところにも目配せしながら、全体的な流れを描いてるってとこでしょう。


でも読み終えて感じるのは、

「やっぱ、幕末ってメンドクセぇ」w。


各国との条約もいろいろ錯綜するし、尊皇攘夷と開国もなんかピンとこんし、敵味方もコロコロ変わるし…。

まあ大体、「明治維新」自体、

「尊王攘夷」から始まったはずが、何で終わった後は「文明開化」やねん!

ってノリですからねw。

ノンフィクションや小説では面白いけど、テレビドラマではナカナカ人気が出てこない…ってのもここら辺の「メンドくささ」故でしょうな。


本書自体はそういう「メンドくささ」を踏まえたうえで、結構わかりやすく、読み易く、面白くまとめてると思いますよ。

中学生の息子なんかには「オススメ」。

(個人的には高杉晋作の辞世の句の「解説」あたりは余計な気もしましたがw)


で、僕の感想は、

「やっぱ、オレ。佐幕派やわ」

龍馬も晋作も好きなんですけどね~。

でもヤッパリ強く心を揺すぶられたのは「会津戦争」だったりもして。

「明治維新150周年」

が今ひとつ盛り上がんないのも、こういうとこあるんじゃないかね。

 

薩長?

…けっ!

ここまでヒドくない…と思いたい:読書録「定年オヤジ改造計画」

・定年オヤジ改造計画

著者:垣谷美雨

出版:祥伝社

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「老後の資金がありません」の作者の最新作。

http://aso4045.hatenablog.com/entry/2018/08/31/114912

こっちの方こそ「読むべき」ではないかと思いまして…。


いやぁ、イタイ。

いや、ここまで時代錯誤な昭和オヤジではないと思う。(主人公は60歳で定年を迎えているので、僕より少し年上)

三歳児神話も母性本能神話も信奉なんかしてないし、子供のオムツは大でも小でも替えることはできる。

女性の「活躍推進」だって、個人的に枠を設けてでも進めて行くべきと思ってる。

オレはここまでヒドくはない!

…と思いたいんだけどねぇ…。

でもそうは言い切れんところも、そこここに…。


読んでて、

「おいおい何でこんなことも分かんないだよ」

「何でそ~考えちゃうのかなぁ」

ってのが結構終盤まで続いてて、「イタイ」気分が続くんですが(息子の改造計画に着手するあたりで、ようやく気分が晴れてくる感じw)、まあ仕方ないかな。それくらい昭和オヤジの「勘違い」は甚だしく、それだけ女性たちの「諦め」と「絶望」は深い…ってことなのではないか、と。


オッサンは自分の「勘違い度」を確認するためにも読むべき。

(妻がこれをどう読んだかは、怖くて聞けません)

「老後の資金~」なんて、甘い、甘いw。

次巻が待ち遠しい:読書録「女王陛下の航宙艦2」

・女王陛下の航宙艦2  ネルソン作戦発令

著者:クリストファー・ナトール  訳:月岡小穂

出版:ハヤカワ文庫(Kindle版)

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突然の異星人の襲撃に最新艦隊が壊滅する中、退役寸前のオンボロ航宙艦と、アル中寸前の老艦長が異星人たちを撃退する。

…と言う1巻を受けての続編。

異星人への巻き返しを期して、艦隊が出陣します。

 

老艦長は提督となって艦隊を率い、副長は艦長に。

不倫パイロットも司令官になるんですが、こっちは相変わらず家族と不倫関係にウジウジしておりますw。(一番面白いんですけど)

 

このメンバーに、本作では新たに新人パイロットが。

もちろんただの新人の訳がなく、なんと「英国王子」!

人類が宇宙に出るようになっても英国王家はあって、相変わらずパパラッチに悩まされてるようですw。

身分を隠して入隊し、「自分探し」をする王子の活躍と悲劇が…

 

と思ったらラストに「アッ」っと驚く展開が用意されてます。

こりゃあ、続きが気になりますワ。

 

3巻の発売、いつだっけ?

 

台風から、地震…

最寄駅近辺の信号は今朝はまだ消えたままで、バス会社の人が出てきて、交通整理をしてる様子。

(ターミナルがあるので)

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復旧にはまだ時間が…と思ってたら、北海道の地震は相当なコトになってる可能性が。

何より結構な時間、全戸停電となり、完全復旧には1週間もかかるとの報道も。

 

<電力の全面復旧は少なくとも1週間と経産相>

https://this.kiji.is/410279211498783841

 

<史上初の管内全域停電 阪神超える規模>

https://mainichi.jp/articles/20180906/k00/00e/040/351000c

 

予報で進路や規模が予想でき、「備え」のあった台風でも、この状況。

まだまだ全容が見えませんが、震災にあわれた方にもお見舞い申し上げますとともに、一刻も早く日常を取り戻せるよう、心からお祈り申し上げます。