・定年オヤジ改造計画
著者:垣谷美雨
出版:祥伝社
「老後の資金がありません」の作者の最新作。
http://aso4045.hatenablog.com/entry/2018/08/31/114912
こっちの方こそ「読むべき」ではないかと思いまして…。
いやぁ、イタイ。
いや、ここまで時代錯誤な昭和オヤジではないと思う。(主人公は60歳で定年を迎えているので、僕より少し年上)
三歳児神話も母性本能神話も信奉なんかしてないし、子供のオムツは大でも小でも替えることはできる。
女性の「活躍推進」だって、個人的に枠を設けてでも進めて行くべきと思ってる。
オレはここまでヒドくはない!
…と思いたいんだけどねぇ…。
でもそうは言い切れんところも、そこここに…。
読んでて、
「おいおい何でこんなことも分かんないだよ」
「何でそ~考えちゃうのかなぁ」
ってのが結構終盤まで続いてて、「イタイ」気分が続くんですが(息子の改造計画に着手するあたりで、ようやく気分が晴れてくる感じw)、まあ仕方ないかな。それくらい昭和オヤジの「勘違い」は甚だしく、それだけ女性たちの「諦め」と「絶望」は深い…ってことなのではないか、と。
オッサンは自分の「勘違い度」を確認するためにも読むべき。
(妻がこれをどう読んだかは、怖くて聞けません)
「老後の資金~」なんて、甘い、甘いw。