・ぷらせぼくらぶ
著者:奥田亜紀子
出版:小学館(Kindle版)
この作家の新刊(「心臓」)をいしかわじゅんが批評してるのを読んで、そこで褒められた前作である本書を購入。
内容は、いろんな人が評してますが、スゴイです。
中学生の断層を、絶望というほど決定的ではなく、それでいて安易な救いは持ち込まず、描いています。
ちょっと胸が痛くなる。
僕は中学から男子校なんですがねw。
まあどれくらい素晴らしいかと言うと、関空で読み始めて、結局ハワイのホテルの夜に読み終えちゃったくらい。
ハワイに来てまで、なんで日本の女子中学生の切ない断絶に想いを馳せなあかんねん…と思いつつ。
ハワイのビーチにいると、なんかこんなことで悩んでんのアホらしくなってきたりもするんですけどねw。
まあでも<その時>に囚われたひとには、コレこそが「世界」なんやろ〜な、とも。
なんにせよ、好著なのは間違いなし、です。