・涼宮ハルヒの溜息
・涼宮ハルヒの退屈
・涼宮ハルヒの消失
著者:谷川流
出版:角川スニーカー文庫(Kindle版)
筒井康隆によれば、シリーズ最高傑作は「涼宮ハルヒの消失」。
ただしそのスゴさを理解するには「消失」を読むだけじゃダメで、先行作も順番に読まなきゃダメ。
…と言うことで、読みましたよ。
週末、時間もありましたんでねw。
で、結論。
確かに「涼宮ハルヒの消失」は傑作。
ま、「シリーズ最高傑作」かどうかは、後を読んでないんで断言できませんが、
「そうなんじゃないかな~」
と思わせるものがあります。
「憂鬱」を読んだ時、
「要は<うる星やつら>じゃん」
と思ったんですが、その線で行けば、本作は「ビューティフル・ドリーマー」。
バクに作られた「ラムの夢の世界」
○○に作られた「常識的なハルヒの世界」
主人公(あたる/キョン)はその中で「非日常が日常であるドタバタ世界」を自ら<選択>します。
(ま、キョンはあたるほど往生際は悪くありませんがw。)
こう言うの、なんかイイんですよね。
ちなみに「涼宮ハルヒ」について色々調べると、結構
「長門有希」推し
を見かけたんですが、正直、「退屈」までは「?」でした。
でも「消失」を読んで「!」。
いやぁ、コレは「推し」になりますわ~。
どっちがヒロインやねん
って感じもあるけど、コレはな~。
「ビューティフル・ドリーマー」を凌駕してんのは、ココ!って強く言いたくなりますw。
(50超えたおっさんが、何言っとんねん)
まあコレで当面「涼宮ハルヒ」はいいかな、と思ってるんですが、しかしココまで錯綜したタイムパラドックス、どうすんでしょう?
ドタバタ・コメディながら、割とそう言うとこは放ったらかさないのが、この作者って読みもあるんで、もしかしたらそこら辺の超絶解決が続編の中には有るのかも…。
すげ~ヒマになったら、もしかしたら続きを読むかもしれません。