鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

もう、無茶苦茶でござりますがなw:映画評「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」

前作「ファー・フロム・ホーム」で、ミステリオに正体を明かされ、汚名を負わされた<スパイダーマン/ピーター・パーカー>。

それを「なかったこと」にするため、ドクター・ストレンジにすがったものの…

 

というのが物語の端緒。

でもって、ドタバタの果てに、ミステリオの置き土産を回収すると共に、「アベンジャーズ」で広がった<風呂敷>もしっかり回収…という荒技ぶりに感心しました。

f:id:aso4045:20220110173802j:image

 

まあ、ツッコミどころはナンボでもありますが(マルチユニバースってそういうもんでしょw)、それでもこの風呂敷の畳っぷりは大したものだと思います。

もちろんCGも素晴らしいですしね。(スパイダーマンの空中遊泳に加え、ドクター・ストレンジのミラーワールドも堪能できます)

 

 

 

<以下、ネタバレを含みます。観る予定のある方は、観た後に。トミー・マクガイア/

アンドリュー・ガーフィールドの「スパイダーマン」をご覧になった方は、観る価値あり…と思います>

f:id:aso4045:20220110173811j:image

 

 

アベンジャーズの「エンドゲーム」、前作「ファー・フロム・ホーム」を受けての作品ですから、もちろんそちらを観てから…って話なんですが、本作を本当に楽しめるのは「トミー・マクガイア」版、「アンドリュー・ガーフィールド」版の「スパイダーマン」シリーズを観た人だと思います。

予告編でも明らかなように、そこに登場するヴィランたちが再登場…っていうのはもちろんあるんですが、ストーリー的にも、その二つのシリーズを受け、その中で「スパイダーマン/ピーター・パーカー」たちが<後悔>していること…その<やり直し>の想いが本作には滲み出ているからです。

その着地点として、原点としての「親愛なる隣人」に終着する流れは「お見事」。

その心に刻んだ「大いなる力には大いなる責任が伴う」という教訓とともに。

 


シリーズとしては一旦の区切りはついたわけですが、「続編」はあるんですかね?

製作者サイドは計画はしてるようですが、さてそれは<アベンジャーズ>路線なのか、<親愛なる隣人>路線なのか、はたまた新たなる展開を見せてくれるのか。

しかしまあ、見事な剛腕ぶりを見せつけてくれてますからね。

あるとしたら、それはそれで楽しみです。

(本作の<収まり方>が見事だったので、僕個人としては「これで終わり」でも不満はないですけど)

 

 

 

#映画感想文

#スパイダーマン

#ノーウェイホーム