数日経って、他の方の評なんかも読んだりして、ふと、
「ある意味、偏ってると言えなくもないか」
と。
細田守監督は「家族」や「親子」「世代」って言うのを大切にされておられる。
そこに共感もできるし、子供と接することで得ることのできる喜びや苦しみ、親子の互いの成長なんかは本当に大切にしたいと、個人的にも思ってるんですがね。
でもそれって、フとした拍子に他人への価値観の強要になっちゃうときもあるんじゃないかな?
…などとも思ったりもします。
そこにもしかしたら息苦しさを感じる人も…。
まあだからって声高に作品を批判するつもりもないんですけどね。
やっぱりあの作品は僕のパーソナルなところを刺激してくれる、すごく良い作品だったと思ってますから。
もう少し違う視点を提示してくれるキャラなんかを配置してくれても良かったかな?
でもそうすると、作品への没入感にはマイナスになるか。
う~ん…。
パーソナルなコトって、その人にとっては深いし、重要で大切なんだけど、それ故に「押し付け」になっちゃうようなトコもあるよな~。
この作品はそこまでではないとは思うんですがね。
(少なくとも子供のことを「生産性」で語るような無神経さとは無縁w)