・歳を取るのも悪くない
著者:養老孟司、小島慶子
出版:中公新書ラクレ
1番の理由は「子ども」です。
もっとも健康じゃなきゃ意味がないんで、健康余命をどう伸ばすか…ってのもありますが。
この2人の対談は、以前に子育てに関するのを読みました。
http://aso4045.hatenablog.com/entry/20111101/1320095725
小島慶子さんが是非に…と言うことでの対談だったようですが、微妙なズレがあるのが味な対談だったような…w。
本書もまた、小島さんの希望で実現したようですが、ちょっとズレは少なくなってるかな?w
トンがった小島さんの突っ張り具合がズレの主因だったんですが、色々「中年の危機」を経験して、「ままならない」現実を小島さんが受け入れるようになって来たからかな〜。
養老さんの、
<成熟した女性とは、どういう人か。世間がそれを問わなくなって久しい。べつに女性の理想像があるわけではない。その人なりに完成に近づいた姿、それが成熟である。ときどき小島さんに会うと、そのあたりが楽しみである。やっと女性に近づいたなあ。そんな気がする。>
って感想はそこらへんを意図してるのかも。
相変わらずのトコも勿論ありますがw。
それにしても、「キラキラ」以降の小島さん、苦労されてるようですな〜。トンがった物言いがちょっとシンドくて、最近の作品は手に取ってなかったんですが。
僕もそれなりに「中年の危機」を経験してますが(老年?w)、その比じゃないです。
その分、親子関係や人間関係を巡る対話に深みを感じました。
ま、こう言うのって比較するもんでもないけどねw。