・ヤキトリ1 一銭五厘の軌道降下
著者:カルロ・ゼン
出版:ハヤカワ文庫
ラノベ「幼女戦記」の作者によるハヤカワでのシリーズ作品。
…って「幼女戦記」自体、あんまり知らないんですがねw。(アニメでちょっと見て、「う〜ん…ワカラン」となったくらい)
ただこの表紙は少し前から気になってて、先日発売された2巻の表紙がまた気に入ったので、遂に手を出してしまいました。
まあラノベとしても「パンツブレイカー」よりはマトモかとも思いましてw。
「ハートブレイク・ブリッジ」「トップガン」「愛と青春の旅立ち」等、通過儀礼としての新兵訓練ってのは、もはやジャンル化してますし、SF戦記物での「新兵訓練」ってのも、大きな「枝」となってる感があります。
本書もまあ、「SF戦記物での新兵訓練」を描いた作品と言えるでしょう。
+「エンダーのゲーム」?w
主人公の悪態が正直ちょっとウザくもありますが、ジャンルものと思いつつも、結構楽しめたと僕は思ってます。
「選択する自由」「自ら考える」と言ったテーマ(?)なんかの向こうには現代日本社会への批判的視座も透けて見えますが、そこが押し付けがましくなる一歩手前のバランスも上手く取れてると思いましたよ。
「新兵訓練」を終え、次作からは実戦へ。
以降の「成長」「成り上がり」も仄めかされていて、そーゆー方向にシリーズは進んで行くのではないか、と。
まあ、一筋縄では行かない雰囲気もありますがw。
2巻も遠からず読む予定。
息子もコレなら読むかな?