学会で神戸に来た旧友を囲んで。
懐かしいけど、距離感は昔のまま。
またを楽しみに。
(大阪か、松山か、あるいは京都あたりかも)
しかしこのお店はもうチョイ静かかと思ってましたw。
燦 ヒルトンプラザウエスト店
050-5890-5193
大阪府大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエスト 6F
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27006519/
学会で神戸に来た旧友を囲んで。
懐かしいけど、距離感は昔のまま。
またを楽しみに。
(大阪か、松山か、あるいは京都あたりかも)
しかしこのお店はもうチョイ静かかと思ってましたw。
燦 ヒルトンプラザウエスト店
050-5890-5193
大阪府大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエスト 6F
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・ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法
著者:落合陽一、猪瀬直樹
出版:角川書店
若手ビジョナリスト落合陽一と、政治・実務経験もある作家・猪瀬直樹の共著。
対談集かなぁ思ってたんですが、テーマを決めて、それぞれは自分の思うところを論じる…というスタイルでした。
どっちかというとメインは落合さんで、猪瀬さんがそこに補助線を引く…って感じかな。このバランスはなかなか良かったと思います。
一言で言えば「近代の超克」。
もう少し踏み込むと、
「明治以降の日本の柱となっている官僚制度・主義に支えられた統治構造を、テクノロジーをキーとして、新しい時代に向けて変革していく」
って感じでしょうか。
この「テクノロジーをキーにして」ってところから「ポリテックス」という考え方が出てきます。
<ポリテックス=政治の課題をテクノロジーで解決する。テクノロジーの課題を政治的に解決する。そして政治とテクノロジーがそれぞれ変わっていく>
これ、落合さんと小泉進次郎氏が話す中から出てきたようですが、なかなかいいビジョンじゃないかと思います。
もっとも小泉進次郎氏が早速ぶちあげたものの、今のとこと「形」になってるのはタブレットによるペーパーレス化くらいのようですが…。
いやまあ、悪くはないんですが、ビジョンの割にショボい感じがするし、何よりスピード感がなさすぎ。
一歩一歩…かもしれませんが、それにしてもねぇ…。
そういう意味じゃ本書も、方向性としては面白いものが打ち出せてるものの、具体性やイメージという点ではもう一つかもしれません。
道路公団改革なんかやった猪瀬さんならもっと具体的で現実的なとこにまでも踏み込めると思うんですが、それは自分の役割じゃない…ってとこでしょうか(まあ、政治的には失敗してるし、テクノロジーにそこまで詳しくはないでしょう)。
オリンピック、(もしかしたら)万博…とある中で、具体的な「日本のビジョン」を示すことが求められることになると思いますが、今のままじゃどうだろ?って気がしてます。
今やテクノロジーによる未来社会って、日本よりは中国でしょうからねぇ…。
ここを打破するためにも小泉進次郎さんや落合さんには頑張って欲しいと期待しています。
<進次郎さんと以前、話したときに「僕には父における竹中平蔵さん(中略)や猪瀬先生のような存在がまだいない」と語っていたことがあります。30代のしがらみが少ない時期に、目的に合わないおかしなルールを改正し、提言を重ねて、結果を積み上げていく。良いブレーンとともに、新しい日本を作り上げていくことを大いに期待しています。>(猪瀬氏)
「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」なんかはそういうとこも意識して、かな?
その姿勢はよし。
あとはスピード感。
時間なんてあっと過ぎ去っちゃうし、テクノロジーの変化のスピードは国会の審議のスピードなんかとは比べ物になりませんからねぇ。
「ポリテックス」
いいじゃないですか。
ぜひ、もっと良いブレーンを身の回りに見つけて、テクノロジーの変化のスピードで社会を変えていって欲しいと僕も期待しています。
…って、なんか小泉進次郎に向けた感想みたいになっちゃったなw。
まあ「政治」の方は彼に期待するとしてw、それを支えるブレーン、その目付け役として、落合氏、猪瀬氏には頑張って欲しいですね。
そう言う期待を感じさせる一冊…ということです。
・ハロー・ワールド
著者:藤井太洋
出版:講談社(Kindle版)
作品の舞台は2019年から2020年。
エンジニアを主人公にした連作短編集、ですね。
主人公には作者自身が投影もされてるのかな?w
前半は特段劇的なドラマが展開するわけでもない。
でもほんの少し未来にあり得る「リスク」が提示され、登場人物たちの人生が少し動いていきます。
(後半はややヒロイックな展開。でも別に世界を救う…とか言うんじゃありません)
スマホの遠隔操作による盗撮・盗聴
GPSの障害
ドローンのライブ放映を使った暗殺(未遂)
インターネットの自由を巡る、政府機関との軋轢
投機に翻弄されるビッドコイン(仮想通貨)
正直、仮想通貨絡みのところは、サッパリ理屈に追いつけませんでしたがw。
主人公の行き着く先はグローバルな「自由人」。それでいて「国家」や「政府」を否定する訳じゃなく、一定の評価はする辺りのバランス感覚がイイです。
その落とし所は「好み」なんですが、終盤のちょっとヒロイックな展開は良かったような、悪かったようなw。
それまでの「ちょっとしたドラマ」ノリが好きだったんですよ。
そのノリで、もう2、3作楽しませて欲しかったな~。
まあ、トータルではかなり楽しんだんで、贅沢言っちゃイカンけど。
ちなみに本作も半分くらいは「読み上げ機能」を使いました。
専門用語も多いんで、理解が追いつかないとこは、読み上げじゃキツくて、画面を追ってました。
あと、
iPhone→アイ・ピー・エッチ・オー・エヌ・イー
Mac→エム・エー・シー
には笑っちゃいます(しかも発音がむちゃくちゃイイし)。
それをすぐに脳内変換しちゃう人間の「慣れ」も大したもんですw。
でもエンジニアの眼から見たら、中国の進展と日本の停滞は明らかなんですね。
なんかそこら辺、突破出来ないかな~。
(クールジャパンとか、ちょっと冗談ぽくなって来てるモン)
・カササギ殺人事件<上・下>
著者:アンソニー・ホロヴィッツ 訳:山田蘭
出版:創元推理文庫(Kindle版)
クリスティ風の本格推理小説。
その「解決編」である最終章が失われ…
とまあ、作中小説と現実世界が入れ子になった構成。
ほぼ上巻を費やしたこの作中小説の出来がすごく良くて(黄金時代の本格推理小説仕立て)、グッと読まされ、それが中断されて先が気になって、一気に下巻のドラマに引っ張られます。
この出来の良い作中小説の作者が見事な「クズ」っぷりでw、いわゆる「モーツァルトとサリエリ」…と言う展開になります。
まあ、クリスティもドイルも、自分が作った探偵たち(ポアロ、ホームズ)には辟易としてて、
「自分にはもっと他に書ける作品が」
と思ってたようです。でも自分の追い求めるものと、世間の評価は大きくズレ、そのことを苦々しく思ってたとのこと。
作中の作者は、言ってみればそのカリカチュア。
さすがにクリスティもドイルもここまで下衆じゃなかったでしょうがw。
まあでも面白かったですよ。
クリスティを楽しんだ人はかなり楽しい時間を過ごすことができるんじゃないですかね。
悪意を持った作者の仕掛けを知っても、作中作の品位は保たれてるように読めるのが、なかなかイイです。
結局作品ってのは、どっか作者とは切り離されたトコロで読まれるものなのかもしれません。
個人的には、あと本作はほぼiPhoneの画面読み上げ機能で読みました。
誤読が多いのは前のブログに書きましたが、一番多いのは「漢字の読み違い」ですね。
行った(イッタ)→オコナッタ
は書きましたが、
車を駐める(トメル)→車をチュウめる
とかねw。
要は文脈を読めない。
でも脳内補完のおかげで、あんまり気にせず、結局下巻も8割方は「読み上げ」で対応しました。
個人的には今後、読み上げでの読書は増えると思います。
御堂筋線はラッシュもあるし、「老眼」は眼に負担が大きいですからねぇw。
(AIで、もうチョイ「文脈」を読めるようになれば、なお有難いんですが)
この記事を読んで、
「趣旨は賛同するけど読み上げ機能は使わない」
みたいなコメントしました。
https://lite.blogos.com/article/334652/
画面読み上げって、一時期使ってみようと思った時もあったんですが、イマイチしっくりこなかったんですよね。
でも友人のコメントを読んで、
「もっ一回、使ってみるか」
と思い直しました。(甲谷くん、ありがとう)
機能のレベルアップに期待…と言うのもあるんですが、歩いて5分の単身赴任から、約1時間の通勤に変わって、この通勤時間での活用を考えて…です。
車じゃないんで、iPhoneで読んでもいいんですが、朝はラッシュが結構あるので。
「老眼」で読むのがキツくなってるってのもありますな〜。
読んでるのは「カササギ殺人事件」。
今、上巻を読み終えたくらいです。
まあ誤読は多いですねw。
「名探偵(メイタンテイ)」→「な」タンテイ
「実に(ジツニ)」→「み」ニ
「行った(イッタ)」→「おこな」ッタ
etc,etc
でも結構気にならない。
「?」ってトコは画面のチラ見して確認しますが、ほとんどは脳内補完出来るレベル。
上巻の8割くらいは読み上げで対応しましたが(「試し」の意図もあるんで)、エモーショナルな部分もキッチリ伝わってきました。
マジでコレは予想以上。個人的には「実用に耐えるレベル」でした。
ま、イアフォン外して聴いてたら、妻と息子から、
「何言ってるのかわからない」(速度を速めてますから)
「気持ち悪い」
と散々でしたので、受け取り方は人それぞれっぽいですけどねw。
老眼がキツくなってきてて、読書もキツく思える時がある今日この頃。
コレは大いなる「助け」になるかも。
しばらくトライを続けてみようと思います。
*<iPhoneの画面に表示された内容を音声で読み上げる方法>
https://iphone-mania.jp/manual/convenient-150591/amp/
ここで紹介されてる「画面読み上げ機能」を使ってます。
・憲法問答
著者:橋下徹、木村草太
出版:徳間書店
「政権奪取論」で橋下氏の今の政治に対する見方について、興味を覚えたので、続けてこれを。
「憲法(特に9条)」は、「政権奪取論」で否定していた「イデオロギー論争」を引き起こしやすいネタですからねw。
個人的にはものすごく面白かったです。
「イデオロギー論争」ではなくて、<法理論>と、「国際情勢」や「社会情勢」なんかの<実情>をどう橋渡しするか、「行政」にどう活かしていくべきか…みたいなことが、法律家同士の議論・意見交換として語られています。
まあ、時に細かすぎて、「三百代言の戯言」みたいに思えるようなところもなきにしもあらずですがw、僕自身は興味深く読める部分が大きかったですね。
「手続法」の重要性(特に民主主義においては)なんかは前作(政権奪取論)でも語られていましたが、持論の披露に終わらず、相手あって話をしていく中で、理解も深まったし、考えさせられることも少なくなかったです。(沖縄の基地移転に関する指摘等)
「9条」に関しては、「ルール」と「当てはめ」の議論が展開していきます。
国際情勢の変化の中で、「当てはめ」の内容や範囲が変化してきている(「ルール」とされているエリアまでに及んでいる)と言う橋下氏に対して(ある意味「憲法改正しなくてもできることは多い」とのスタンス)、木村氏は「ルール」と「当てはめ」の線引きを重視し、変える必要があれば(その必要性については木村氏は多くは語っていません)「ルール」を変える努力をすべき(=憲法改正)という考え。
「9条」に関しては、延々とこの議論が展開する印象でしたw。
僕自身は、「どちらにも一理ある」との立場。
背景や現状認識については橋下氏に近いと思います。ただ現状で<一票>を投じるとすれば、木村氏でしょうね。
・国際情勢の変化を考慮して現在の憲法解釈を変えるなら「憲法改正」すべき。
・改正までに憲法違反に相当するような事態が発生したならば、政治の責任において憲法違反を前提に緊急防止措置を講じるべき。
…みたいなところです。
橋下さんの考えもわかりますよ。
現状の国際情勢を考えると、9条を中心とした憲法解釈では十分に対応できない。しかしながら憲法改正を行うには社会的な反対も多く、時間もロードもかかりすぎて、国際情勢のスピードに追い付けない。
「解釈」と「当てはめ」は異なるし、橋下さん自身は法的な裏付けの重要性も強く認識されています。
「解釈」で乗り切ろうとする安倍政権の危うさも、結果としての「解釈」そのものの歪さにも認識がある。
だから…
…なんでしょうが、結局言葉を重ねれば重ねるほど、橋下氏の信頼度が下がっちゃうんですよね。
=「何か裏で自分の都合のいいように変えようとしてるんじゃないか」
ここは安倍政権が陥ってる状況にも近いところがあります。
だからこそ橋下さんは「モリカケ」での安倍氏の対応を強く非難してるんですが、まあ安倍さんほどグダグダでもないし、一貫した理論があるのは理解できますが、それでもこの考えで一般に信頼されるのはチョット厳しいかなぁ…と。
そしてそうである以上、「改憲はしなくても<当てはめ>で対応可能」って主張が広く受け入れられる可能性は低いのではないか、と思うわけです。(自衛隊を行政組織としたまま活動を広げていくとしたらなおさら)
民主主義の王道を考える橋下氏としては、それは本意じゃないでしょう。
やっぱり「憲法論議」は鬼門かもしれません。
本書は決してイデオロギー論争になってませんし、実に興味深い問題提起をしていると思いますが、ここを立脚点にして政党を作ろうとしたり、野党連合したりするのは、無理かな。
やはり政策の選択肢を広く提示できる政治環境を作っていき、与党への対抗軸を構築する…という方向性を先行させるのがいいんじゃないか、と。
その流れの中で、そうした取り組みを誠実に行う政治勢力に対する<信頼感>が醸成されてきたならば、それはそれで「憲法論議」の方向性も変わってくるんじゃないか、とも考えたりします。
僕自身は「憲法改正はしたほうがいい」と考えてますので…。
<橋下 僕は今の日本において、ここまでの改憲をやっていいとは思いません。最終ゴールは日本がしっかりと軍を持ち、安保理決議による軍事措置や集団的自衛権に基づく武力行使を当然含む普通の軍事力を持つことだと思っていますが、モリカケ問題で露呈した政府組織の体たらく、陸上自衛隊日報隠ぺい問題で露呈した防衛省・自衛隊組織の体たらく、国のために戦って命を落とした兵士をきちんと祀ることのできない靖国問題、戦争で被害にあった国民への補償制度の欠如などの今の日本の状況を見ると、とてもじゃありませんが、日本政府は完全な軍事力を持つことはできないし、そんなのを持たれたら危険極まりないと思います。>
まあ、概ね賛同。
なんかでも、その前に安倍政権が余計なことをしちゃうそうな気もします。朝鮮情勢が大きく動いている中、ここ一週間ほどは経済情勢の方も何やら怪しくなてきてるので、どういう流れになるのかは、ホントわかりませんが…。
しかし、橋下さん。今後どう動くつもりなんでしょう。
政治家への復権はないと思うんですが…。
ちょっと興味深くもあります。
昨晩、弾丸帰省中の僕のところに娘からメッセージ。
「スーパーボール111個取った!」
はあ?
ですが、どうもこのインベントに友達と行って、屋台でゲットしたようです。
破れた紙が上手いことコーナーになって、ガンガン取れたらしいんですが、店の人も周りの人も大爆笑だったとか。
ま、結局もらえるのは「1個」ですからw。
他にも青年商工会議所のメンバーが社員からお手製缶バッチを作ってくれたりして、なかなか楽しいイベントになったようです。
…同じ頃、渋谷では…。
<渋谷のハロウィンがやばすぎる>
https://oreno-yuigon.hatenablog.com/entry/2018/10/28/065932
こういうコメントもありました。
<渋谷ハロウィンの終焉:ナイトタイムエコノミーの失敗>
https://news.yahoo.co.jp/byline/takashikiso/20181028-00102106/
まあ、ねぇ。
これはもうマズイですわなぁ。
車ひっくり返すとか、犯罪というか、暴徒というか…。
しかし、日本人って、アルコールが入ると、全く。
もっともこういうのって「誰がやってるか」がすぐに特定できる時代になってるから、一時期の「バカッター」騒ぎのように、自ずと沈静化していくのでは…
って、まあ、その前に規制が入りますか。それもやむなし。
だって何より、
「それ、ハロウィンと関係ないやろ!」
イベントはもうちょいデザインする必要がありますわな。
娘が行ってたイベントは小学生同士でも安心して参加できるフレームワークができています。
「ハロウィン」
ならこの線でしょう。
岸和田の<だんじり>じゃないんやから。