・10年後の仕事図鑑
著者:落合陽一、堀江貴文
出版:SBクリエイティブ(Kindle版)
なんとなく似たもの同士の雰囲気がある2人のコラボ作品。
自分自身のためと言うよりは、子供たちと将来について端に話し合うネタとして読んでみました。…というのは表向きの理由でw、ホンネはこの2人のやりとりが聞いてみたかったってとこですかね。
もっとも、読んでみると、ネットや他の作品で2人が言ってることとそんな大きな差があるわけじゃありません。(当たり前かw)
堀江さんは「未来予想に意味は無い」と言うスタンスですからね。まぁ、「じゃぁ、なんでこんな本、作ったんだ」って話でもありますかw。
熱中できることを仕事にすること
戦略的には「1つの事」ではなく、複数の熱中できることを見つけること
失敗を恐れず、「行動」に移すことを優先すること
AIを恐れるのではなく、AIを使いこなすあるいはAIと如何に協働するかと考えること
etc,etc
少し前に読んだ、ピョートルさんの「ニューエリート」なんかにも通じるところがあります。
テクノロジに対する親和性が高い人だと、こういう風に考えると言うことなんでしょうね。
僕自身にも異論はありません。
ただ「誰もがそっちに向かえる」とも思いませんが。
(二人ともその点は認識しているし、2極化する方向性のどちらかを否定すると言うスタンスもとっていません。堀江さんのベーシックインカム論はそういう認識をベースにしてますしね)
高齢化社会を考えると、身体と機械の協働を追求すべき…と言う落合さんの主張。
これからは、予防医学こそが重視されるようになるはず…と言う堀江さんの推測。
自分自身も50歳を過ぎて、確かにそういう方向に社会が動いていくことが、これからの高齢化社会、人口減少社会においては極めて重要であると思います。
同時にそこには世界をリードすることも可能な将来性もあります。
「クールジャパン」とか言うなら、こっちの方をドンドン進めるように、予算の投入や規制の緩和を進めて欲しいんですがね〜。