鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

個人的に大河ドラマ(どうする家康)の副読本になってます:読書録「足軽小頭仁義」

・三河雑兵心得3 足軽小頭仁義

著者:井原忠政 ナレーター:柏野昌俊

出版:双葉文庫(audible版)

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大河ドラマ「どうする家康」の先々週・先週放映で三方ヶ原合戦が描かれました。

夏目広次の死には泣かされた〜。

…と言うわけで、家康の部下が足軽から成り上がる姿を描くこのシリーズの「三方ヶ原合戦」のパートをaudibleで聴きました。

 

 

 

一言坂の戦〜二俣城の合戦〜三方原の合戦〜犀ヶ崖の戦い

…まあ、全部家康の「敗け」、メインは「撤退戦」になるので、スカッとする展開にはなりませんな。

前作で想い人に振られた茂兵衛は、本多忠勝の命で松平一門の若者(松平善四郎。のちの松平康安)の与力となり、彼の初陣を助けつつ、二俣城で籠城し、三方原からの撤退で夏目吉信を助けて家康を落ち延びさせ、想い人の夫の窮地を救い、犀ヶ崖の夜襲で武田に一矢を報いて、夏目吉信家臣の遺品を回収する。

その功により、騎乗身分となりました。

…と言うのが本巻の流れ。

「泣かされた」

って言う意味じゃ、大河の方が上かなw。

でも一瞬グッとは…。

そう言うタッチの作品じゃないんですけど。

 

 

 

茂兵衛は戦国時代の暴れモンなんだけど、現代的な道徳観・倫理観を持ってて、それが読者に近しい印象を持たせる仕掛けになっています。

首級を上げたがらないところか、想い人(綾女)を前に痩せ我慢するところとかね。

家康の苦難はまだまだ続きます。

大河の進み具合を眺めながら、続きをぼちぼち聴いていこうと思ってます。

 

 

 

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