登場人物たちのキャラ立て、美術、アクション
…あたりは、ほんと楽しめるんですけどねぇ。
日本映画にありがちな、「安っぽさ」感は少ないし。
でもねぇ。
やっぱ、脚本がねぇ。
相変わらず、説明せんでええのに、ペラペラと…。
あと、本作については構成の問題もあるでしょう。
「人誅」=復讐
の原因となる「過去パート」が別の映画(The Begining)になって、<後から>公開されてる訳ですから。
カットバックでなんとか辻褄は合わせてますが、どうしたって「説明不足」は否めない。
いらんことはペラペラ言っとるくせにw。
このシリーズの根幹となる設定は
「<維新>の時代に<人斬り>であった抜刀斎が、<維新後>に過去の自分にどうやって折り合いをつけるか」
ってところにあります。
前作は、ある意味「過去の時代」に向き合う設定。
本作は、「過去の自分」にケリをつける…という展開で、構図はよく出来ているんですが、話の整理がちょっと…ってとこでしょうか。
おかげで「チーム戦」のところが前作とあんまり変わんない印象に…ってのもマイナスです。
(「ジャンプってそんなもんじゃない?」とも言えますがw)
まあ、昔からこの「過去パート」は人気ありましたからねぇ。
それだけを括り出して…って誘惑に、結局勝てなかったんでしょう。
…となると、評価はそっち(The Bigining)を観てからのほうがいいかな?
#映画感想文
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#最終章
#the_final