鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

アクションは良いんですよ:映画評「るろうに剣心 最終章The Final」

登場人物たちのキャラ立て、美術、アクション

 


…あたりは、ほんと楽しめるんですけどねぇ。

日本映画にありがちな、「安っぽさ」感は少ないし。

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でもねぇ。

やっぱ、脚本がねぇ。

相変わらず、説明せんでええのに、ペラペラと…。

 


あと、本作については構成の問題もあるでしょう。

「人誅」=復讐

の原因となる「過去パート」が別の映画(The Begining)になって、<後から>公開されてる訳ですから。

カットバックでなんとか辻褄は合わせてますが、どうしたって「説明不足」は否めない。

いらんことはペラペラ言っとるくせにw。

 


このシリーズの根幹となる設定は

「<維新>の時代に<人斬り>であった抜刀斎が、<維新後>に過去の自分にどうやって折り合いをつけるか」

ってところにあります。

前作は、ある意味「過去の時代」に向き合う設定。

本作は、「過去の自分」にケリをつける…という展開で、構図はよく出来ているんですが、話の整理がちょっと…ってとこでしょうか。

おかげで「チーム戦」のところが前作とあんまり変わんない印象に…ってのもマイナスです。

(「ジャンプってそんなもんじゃない?」とも言えますがw)

 


まあ、昔からこの「過去パート」は人気ありましたからねぇ。

それだけを括り出して…って誘惑に、結局勝てなかったんでしょう。

…となると、評価はそっち(The Bigining)を観てからのほうがいいかな?

 


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