鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「ワクチン」が来ても、この状態は意外に長く続くかもしれないことを考えると…:読書録「デジタルネイティブ世代のニューノーマル 人生が動き出す妄想する力」

・デジタルネイティブ世代のニューノーマル 人生が動き出す妄想する力

著者:宮本香奈

出版:日経BP

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「デジタルネイティブ世代」っていうのに惹かれて、そこらへんの世代の「生活スタイル」が覗けるかな〜と思って衝動買いしたんですが…。

違いましたw。

比重は「妄想する力」の方。

まあメンタル面というか、「考え方を変えてみたら、チャンスがあるよ」って話でした。

 


・「日本」のモノやサービス、日本人のモラルや勤勉さは「米国」で評価されている

・リモートが常態化し、ITサービスや翻訳システムが進化している中で、海外起業のハードルはかなり下がっている

・米国の「失敗は当たり前」「褒める文化」は(行き過ぎな分もあるけど)参考にすべき

 


…って感じですかね。

「そうだよね〜」

とは思います。

 


まあ息子や娘を見てても、「なんか自分たちの世代とは違うなぁ」とは思いますからね。

とにかくITサービスやアプリ、ネット検索能力が高いし、新しいことを取り入れる心理的ハードルは低い。

本書にも作者のとこにインターンシップで来た人や、娘さんなんかのエピソードがありますが、近い感じです。

そういう人たちが、ちょっとメンタルを変えて、一歩踏み出せば…というのが作者の言いたいことなのかもしれません。

 


ポイントは「アフターコロナ」。

…というか、この状況がいつまで続くのか、それが去った後、どういう社会的な変化が訪れるのか。

作者は「もう戻れない」派ですが、僕自身は「そうかな?」って、やや疑念あり。

リモートワークも、さてどこまで…って、正直思うし。

「進めた方がいい」とは思ってるんですけどね。特に統治機能のデジタル化は。

ただ「ワクチン接種」が始まったと言っても、「打ったらすぐに昔の日常に戻れる」ってもんでもなくて、年単位でのコロナとのお付き合いは続きそうな雰囲気も。

そうなると、「もう戻れない」ってコトが否応なしに増えるかもしれません。

ここら辺の見通しも、そろそろ欲しいとこです。

 


そういう意味じゃ、「デジタル庁」に期待…ってのが一番かなぁ。

行政が進めば変わってくるところもかなりありますからね。

今のところ、期待7割・不安3割。

諦めたくはないんだよな〜。