レーベルとしての「ブルーノート」の誕生から、復活・現在までを追いかけたドキュメンタリー映画。
ドラッグ、アルコール、金、女…と言ったスキャンダラスな面はスルーしていますがw、ナチスから逃れてきたユダヤ人二人が自由と創造性を重じてレコード制作をする姿から、「街の音楽」であるヒップホップが<再発見>することで、再び息を吹き返すまでの流れが、数々の名曲・名演とともに、わかりやすく整理されています。
「サイドワンダー」「ソング・フォー・マイ・ファーザー」の成功が、プロデューサーとしてのアルフレッド・ライオンを追い込んでしまったとは、知らなかったなぁ。
個人的には「ジャズ」は好きな音楽ジャンルなんですが、ここのところあまりゆっくりとは聴いてませんでした。
まあ、時間もなかったし、好きなのがビバップ・ハードバップの頃なんで、なんとなく「終わった音楽」を聞くということにも、ちょっとした抵抗感がありまして。
溜め込んでたCDアルバムも、そんな気分もあって、金沢単身赴任解除の時にほとんど処分してしまいました。
ところがここに来ての「外出自粛」から「在宅勤務」の流れ。
在宅勤務中、休校で暇してる子供たちの騒がしさから逃避するために、「ナガラ族」に久しぶりに戻る羽目に。
…となると、このBGMとして、ジャズは中々良いのです。
もちろん懐かしのハードバップも聴いてるんですが、X-OverやらJazz Rapにも手を出してまして、これがまたハマるんですよ、気分的に。
(在宅勤務中のBGMヘビロテはSpotifyの「X-Over!」プレイリストです)
かっけえ音楽とセンスあふれるジャケット、クールな写真、才能あふれるベテラン・現役のジャズへの想い…ジャズ好き、ブルーノート好きの方なら、間違いなく楽しめます。
スキャンダル方面がお好きなようでしたら、マイルスやチェット・ベイカーあたりの伝記映画をご覧いただけばw。