子供たちが見つけてきて、「面白い」と言ってる作品。
映画にもなってますね。
町田くんの世界(全7巻)
主人公の「町田くん」は勉強も運動も出来ない「冴えない男子」。(自己認識)
しかし「他人」を「家族」のように思い、受け入れ、接することから、誰からも愛されている。(他者評価)
このギャップと、町田くんの「やさしさ」が非常に読後感を良くしてくれています。
いや、基本的には、
「こんないい奴いねぇよ」
だし、
「みんな、いい人ばっかりの訳ねぇじゃん」
なんですけどね。
世の中には通じ合えない断絶や、理解できない悪意がある…ってのはニュースを少し見てれば分かること。
身の回りにだって…。
でも、だからこそ、こう言う作品が読まれるし、読みたくなるってのはあるんでしょう。
僕の世代だと、こう言う作品としては「いいひと。」(高橋しん)を思い出します。
ただ結構あっちが「熱血路線」だったのに対して、あくまでもこちらはひたすら「やさしい」。
世間的に見れば主人公は何を成し遂げるわけでもないですしねw。
それでも「物語」が成立すると言うところが、「現代」なのかもしれません。
<悪意>に対して無防備であって欲しくないな〜とは思う一方で、「こう言う人になって欲しいな」とも子供達には思ったりもします。
「映画」も、AppleTVにでもなったら、観てみようかな。