・MAZE
著者：恩田陸
出版：双葉文庫(Kindle版)
書店で、
って作者ご本人の評があって、興味を覚えてDL。
恩田作品は何作か読んではいるんですけどね。
バイセクシャルでオネエことばを喋る凄腕 ウイルスハンター「神原恵弥」シリーズ第一弾。
…らしいんですが、「バイセクシャルでオネエことばを喋る」って主人公の設定は、あんまり本作ではストーリーに関係ないような…w。
ま、面白いのは面白いですが。
ファンタスティックでホラーチックな物語が終盤に合理的な推理によって暴かれ、でもラストのラストに、また「理外」のオチが…
ってのは「有りがち」と言えば「有りがち」。
でもそのサジ加減が絶妙で、最後まで「不思議」な味わいを楽しめる作品になっています。
続編も機会を見て読むつもり。
もっとも作者自身がなんでこのシリーズを入門編って言ってるのかは分かりませんでしたがw。
直木賞取った「蜜蜂と遠雷」とか、「夜のピクニック」とかの方が一般受けはするんちゃう？
作者自身はコッチの方が「自分の本質」と思ってるのかな？
