・スカーレット・ウィザード 1
著者:芽田砂胡
出版:中公文庫(Kindle版)
なんか「お気楽〜」な本が読みたくて、本屋の店頭にこのシリーズの最終巻(6巻)が文庫になって並んでるのを見かけて、気楽な気分でシリーズ「1巻」をDL。
芽田さんは「デルフィニア戦記」とか色んなシリーズ書いてる人気作家なのは知ってましたが、僕は初見参でした。
ま、「予想通り」と言えば「予想通り」?
ぬるいSF設定、出来過ぎキャラクター、無茶ぶり展開etc、etc…
ラノベ系スペース・オペラと申しますか、松本零士乗りスペース・オペラと申しますか…。
呆れるくらいの超絶能力の主人公はまさに「キャプテン・ハーロック」。
ただしヒロインの方ですがw。
(パートナーとなると主人公の方もなかなかの人物ですが、ヒロインのスゴぶりに「呆れる」のが本作の役回り。エメラルダスにもなれてませんw)
事件は1つ片付きますが、物語は続いてるんで、この先には逆転するような展開もあるのかもしれませんがね。
ケリーくんもナカナカ「訳あり」風ではありますし。
ぶっちゃけスペース・オペラって、「厨二病のロマン」ベースじゃないですかw。
基本的に読者は男子想定で、その妄想が自由に広がっていく…ってのが作品の基本構造。
本作はそれを女性作家が描き、女性読者を想定してリストラクチャリングしてるシリーズ…って感じです。
なんで主人公コンビは美男美女で、どっちも超絶能力なんだけど、女性上位…なんじゃないか、と。
ま、先を読まないと分かんないんだけど、本当のとこはw。
さて2巻をどうするか?
読んでもいいかな〜。
来週から研修の日々なんで、時間が持てるようなら暇つぶしに続きに入っても…と思ってます。
忙しいとか、疲れるとかなら、パス。
別にそれでもイイや…くらいの入れ込みです。
退屈はしませんでしたよ。