鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

手際よくまとまってます;読書録「スター・ウォーズ論」

・スター・ウォーズ論
著者:河原一久
出版:NHK出版新書(Kindle版)

スター・ウォーズ論 (NHK出版新書)

スター・ウォーズ論 (NHK出版新書)


エピソード7「フォースの覚醒」は歴代興行記録を塗り替え、シリーズのみならず、映画史上においても画期的な作品となった様です。
個人的にも2回観て(1回は息子と)、エンターテインメントとして十分に楽しませてもらいました。厳密には「スター・ウォーズ」ファンじゃないんで、これはやっぱり新作の「出来」だと思いますね。


で、本書。
ちょうどアマゾンのセールで安くなっていたので、DLして読んでみました。
「ファン」じゃないだけに、コアなところはあんまり知らないので、知識の整理と今後のシリーズをフォローする上での下知識を学んでみようかな、と思いまして。


ただ読んでみると、そこまで「コア」じゃないかなぁ。あるいはそうは思ってなくても、世代的にシリーズの情報ってのが一般のレベルよりは頭に入っちゃってるのかもしれません。
まあ、「どハマり」世代ではありますからね。最初の三部作も、新三部作もw。


イロイロ知識の整理にはなりましたよ。特にディズニーとの関係や、TVシリーズの話なんかは、知らないことも少なくなかったです。(TVシリーズは、あの造形が苦手で、見てないんですよね)
そこら辺を読んだ感想としては、
「エンタメとしては、ルーカスからディズニーに移って正解かな」
って感じでしょうか。
映像作家としてのルーカスは尊敬してますが、新三部作を考えると、「エンタメはもうちょっとヌルいくらいが」
正直なところですw。
ま、その分、確かにエピソード7には懐古趣味的なところがあって、本当に「チャレンジング」だったかどうかってのは、「?」なとこはありますがね。


エンタメ度が高くなり、「産業」になる「スター・ウォーズ」がどうなるかは、なんとも言えません。
担い手としてのディズニーがもっともその「資格」を持ってるのは確かでしょうが、それにしたって「先例」があるわけじゃありませんしね。
また一方で「エピソード30」なんてものが観たいかどうかも…w。


個人的にはこの新しい3部作が面白ければいいかな。
あと「インディ・ジョーンズ」のリブートには期待したいです。
そっから先は「次代」が楽しんでくれれば。
それで十分です。
ディズニーランドの新しいアトラクションに乗りたいとも思いませんしね、正直なところw。