鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

思ってたより、ズッと面白かった。:映画評「清須会議」

歴史好きの息子と、三谷ファンの妻の要望で、昨日の夜、レンタルして観ました。
ウィークエンドシャッフルでの宇多丸評が「けちょんケチョン」でしたのであまり期待してなかったんですがw、
「いや、面白いやんコレ」。



確かに終盤の「忍者」の下りは要りませんw。
でも他はよく出来てると思いますけどね。
妻夫木聡の「織田信雄」の「バカ殿」ぶりには家族揃って大爆笑。「歴史」の知識が全くない娘も転がって笑ってましたw。
ラスト、信長が伊勢谷友介演じる「織田信包」に憑依した(と僕は解釈しますw)シーンなんか、ちょっとグッと来ました。



正直言えば、戦国時代の大きな流れ、今後の織田家家臣団の行く末なんかを知らないと、「面白さ半減」ってとこはあるかもしれませんがね。
そこら辺、スーパーか何かでフォローした方が楽しめる作品になったんじゃないかと思います。(僕はスマホで検索しながら観てましたw)
でも、
「会議」ではあるけど「戦争」であり、その行く末が人々の人生を大きく決定づけて行く。
このテーマはキッチリと押さえられてますよ。。
笑いの中に緊張感もある、ナカナカの出来ではないかと思うんですがね。少なくとも最近の三谷作品の中では、僕はコレが一番気に入りました。



「それにしても、柴田勝家が間抜け過ぎるだろう」



まあ、ねw。
結局一番人間臭くて、現代人っぽくもあるのが、あの「オヤジ殿」なんですよね。
あんなキャラじゃ、そりゃなかったでしょう。実在の勝家は。
でもそれも含めて、
「いいんじゃない」
ってのが、僕の感想です。