まあ観てて感心するのは、ローマ(ヴァチカン)の装飾過多なコト。
天使やら悪魔やら聖人やら何やら、よくぞまあ次から次へw。
「天使と悪魔」
その一方で科学の先端を行くような設備やツールが導入されており、その横では伝統的衣装に身を包んだ人々が影のように行き来しつつ、陰謀を巡らせ…。
このごった煮感覚が本作の見どころかもしれません。
そういう見せ物気分で見る分には結構面白いですね。
個人的には前作より楽しんだと思います。
一方で原作を事前に読んでた身としては、
「うーん…」
って感じも。
何せ犯人の重要な動機の一つがバッサリされてますからね。
宗教界との軋轢を考えてのことなんでしょうが、そのために犯人が単なる狂信者に見えちゃうのが残念至極。
エンタメ作品ですが、もうチョイ原作にはヒネリがあるんですよ。
それでもラストで嫌な枢機卿を、
「ん?人間ってのはこういう二面性が…」
と思わせるあたりはハリウッド作品の積む重ねですかね。
別に深遠な何かがあるわけじゃないんですがw。
来年にはシリーズ3作目が公開されるとか。
それだけ続くには訳がある…ってのが窺えるくらいは面白かったですよw。