・ブラック・スクリーム
著者:ジェフリー・ディーヴァー 訳:池田真紀子
出版:文藝春秋(Kindle版)
なんか今回の犯人は緩いな〜
…ってのは前にもドッカでありました。
で、当然ディーヴァーが意図もなくそんなことをするはずもなく、どんでん返しがある訳ですw。
難民に苦悩するイタリア(ナポリ)を舞台に、善・悪の境界線定かならぬ設定を、それでもリンカーン・ライムは「真実」を追って、物的証拠を読み明かしていく。
ラストにはシリーズそのものの大転換も示唆されますが、訳者あとがきで紹介されている次作あらすじを読むと、それはクスグリだけかな?
今回のゲストキャラを考えると、それも面白いかなと思ったりもしたんですが…。
個人的にはリンカーンとアメリアのやり取りがもうちょっと欲しかったところ。
ま、それはラストのサプライズで勘弁ってとこでしょうか。