鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

壮大な内輪揉めの話:映画評「エターナルズ」

Netflixオリジナルの「アンブレラ・アカデミー」もヒーローたちの内輪揉め話でしたが、本作の場合は更にスケールアップ。

なんせ「7000年」ですからw。

f:id:aso4045:20220127094126j:image

 

 

監督は「ノマドランド」のクロエ・ジャオ。

抜擢は「ノマドランド」製作前らしいので、マーベルの「見る目」には相変わらず感心させられます。

本作でもクロエ・ジャオらしい「絵」が満載で、そのことが作品のスケール感を支えています。

 


もっとも作品そのものが成功してるかっていうと、なんとも言えないかな。

スケールは確かに大きいんだけど、それが物語性にまで影響してるかっていうと、若干疑問。

結局はクローズドサークルでの「内輪揉め」感が強く出過ぎてる印象があります。

ラストあたりの展開、絵的には

「おお〜!」

って印象的なんですけど、ストーリー的には

「え〜っと、どうしてそうなったんでしたっけ?」

って感じ。

まあ、僕の理解力の問題もあるんでしょうけど。

個人的には現代パートでエターナルズたちが社会で過ごしてるところを、もっと描いて欲しかったかなぁ。(そういう意味では「インド映画」絡みの設定は好きです)

 


続編…はあるんでしょう。

ここでぶった斬られたら「なんのこっちゃ」。

でも脚本はもうちょっと踏み込んで欲しいかなぁ。

内容的には「映画」よりも「連続ドラマ」に向いてるかも。

あ、でもそれじゃ「アンブレラ・アカデミー」になっちゃうかw。

 

 

 

#映画感想文

#エターナルズ

#マーベル