・定年夫婦のトリセツ
著者:黒川伊保子
出版:SB新書
「妻のトリセツ」の作者の新作。
柳の下…?
まあ、引っ掛かっちゃったわけですがw。
「男性脳/女性脳」に関する僕のスタンスは前作の感想と同様ですね。
<読書録「妻のトリセツ」>
http://aso4045.hatenablog.com/entry/2018/10/25/211114
そういうことはあるかもしれんけど、それを「社会的制度的」や「評価」に組み込んでいくことにはネガティブ…ってトコかな?
ま、作者自身もそのことはよく分かってる(ご自身がバリバリのワーキングウーマンですし)とは思いますけどね。
一方、「対処療法としては意味がある」っていう点でも、前作とも同様。
「定年夫婦」になるにはまだ少しあると思いますが、その準備は必要ですし。
昨年、単身赴任が解消されて、同居。さらに4月から下の娘が中1になって、妻との距離感ってのもまた変わって来てる感じもありますw。
そこらへんを端的にまとめた<「夫の禁則」五箇条>。(「妻の禁則」もありますw)
<一、妻の行き先をいちいち聞かない
二、朝食を食べながら「昼食は?夕食は?」と聞かない
三、「たまの正論」を振りかざさない
四、妻を手足がわりにしない
五、ことばをケチらない>
「一」には、
「明日一緒に外出する予定の時、『何時に家を出る?』と聞かない」
と言うのがありました。
「いや、それは聞くやろ」
と思ったんですが、妻に聞いてみると「分かる」。
要は家事(食器洗いや洗濯etc)なんかをしてると時間がハッキリと読めないところもあって、それを区切られるのはストレス…と言う感じのようです。(もちろん列車の時間等がある場合は別。フラッと買い物に行く…みたいな外出です)
なるほどな〜、と。
「いや、時間がハッキリした方が段取りつけやすいんじゃ…」
ってのが「男性脳」…らしいです。
まあ、人それぞれってところもあるでしょうから、何でもかんでもってことはないと思いますが、気になったら妻に聞いて見た方がいいかも、です。
そういう「会話」が重要かもしれませんしね。
ちなみに「妻の禁則」は以下。
<一、いきなりストッキングを履かない
二、ことばの裏を読まない
三、口角を下げない
四、縄張りを侵さない
五、「あ〜もうこれやらなくていいんだ」は言わない>
僕としては「一」「五」あたりはそうでもないかな?
「そうだよな〜」は「二」。
さて、リビングに置いておいたこの本を、妻は読むかな?w