鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

懐かしいですな:読書録「花だより」

・花だより みをつくし料理帖特別編

著者:高田郁

出版:ハルキ文庫

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完結した「みをつくし」シリーズの特別編。

種市、数馬、野江、澪、四人を中心にした短編四編をまとめた一作になっています。


コメディタッチの種市編

ヒロインの想い人であった数馬のちょっと変わった妻の話

野江の「奈落の底の底」を見た過去の話

澪夫婦の大阪での苦労話


どれも読み応えがありました。

個人的には数馬の奥さんの話が面白かったですね。


あとがきによれば、このシリーズの続編は考えてないとのこと。

基本的に主人公を苦難にあわせ、そこからどう立ち直って行くかを描く作者ですから、もうこれ以上登場人物たちを苦しい目に合わせなくても…ってことでしょうw。

良いんじゃないですか。


澪の大阪での店は「四ツ橋」近辺にあったことになります。

いつか、そんなことを考えながらブラついてみますかね。

あんな美味しそうな店は、流石にないでしょうがw。