スルガ銀行の第三者委員会の報告書。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120180907404978.pdf
さすがに全部読むのは骨が折れますが(ぶっちゃけ、読んでないw)、色々記事も出てて、概要が見えてきてます。
<背景にノルマめぐるパワハラの横行 スルガ銀 不正融資>
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180908-00400462-fnn-soci
<解読スルガ銀報告書>
https://r.nikkei.com/article/DGKKZO35168660Q8A910C1EE9000
https://r.nikkei.com/article/DGKKZO35216880R10C18A9EE9000
https://r.nikkei.com/article/DGKKZO35259580S8A910C1EE9000
ネットの方もね。
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65926027.html
「どこを切っても偽装と不正の金太郎飴」ですが、最大のポイントは、
「なんでこんな風になっちゃったの?」。
で、まあ突き詰めていけば、経営トップと現場の隔絶」が決定的だったと言うことでしょうか?
今となってはこんな記事も、「要は経営ゴッコだったってこと?」って感じにも。(去年の9月の記事なのに…)
<給料地銀トップ!スルガ銀行「結果につなげる経営会議」はここが違う>
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/52889
そもそも岡野会長がモデルとしたウェルズ・ファーゴ自体が営業偏重の歪みからおかしなことになっちゃってます。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-04-20/P7HKZ76K50XY01
岡野さんがそのことを知らなかったとは思えないんですが、そこから我が身を振り返って…ってならなかったんでしょうかね?
それをするにも現場と距離がありすぎた…ってことかも知れませんが。
ただ銀行ビジネスモデルそのものが成長性の課題を抱えているのも確か。
スルガが追ったビジネスモデルは
<釣り堀に魚が10匹いないのに、10匹とってこいといわれる状況>(報告書)
<収益確保を最優先に、無理に不動産融資へカジを切った地銀は少なくないが、先頭を走ったスルガ銀は信用を求められる銀行の姿とは大きくかけ離れていった。>(日経記事)
では、どこに成長性を?
ここがシッカリしてないと、営業現場は歪んじゃいます。
メガは「まずは生産性向上」と言うことのようです。
個人の生産性、業務の生産性、そして「営業組織」としては「支店の生産性」。
http://aso4045.hatenablog.com/entry/2018/05/19/081109
三菱UFJのこんな話は「支店生産性」を考慮した末の戦略とも言えるのではないでしょうか?
<三菱UFJ、銀行跡地の再開発へ新会社 三菱地所と>
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO35167620Q8A910C1MM8000?s=0
まあでもコレは体質改善・筋肉質化であって、ビジネスモデルはその上に構築していくもの。
それがどんなモノとなるのか。
その向こうにある「銀行ビジネス」は、「現在」とは様相が変わっちゃってるかも知れませんが…。