鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

主人公は「交渉」と「身内のゴタゴタ」で右往左往:読書録「ローダンNEO2」

・ローダンNEO2 テラニ
著者:クリスチャン・モンティロン 訳:長谷川圭
出版:ハヤカワ文庫

テラニア (ハヤカワ文庫SF)

テラニア (ハヤカワ文庫SF)


リブート・シリーズの第2作。とりあえずのまとまりまで8冊あるようですので、先は長い長いw。


…と言うことで、本作では主人公は(ローダン)はあんまり活躍しません。
中国軍の将軍やエイリアンと交渉したり、身内のゴタゴタに振り回されたり。
ラストで「未来志向」の演説をぶちますが、「頭脳労働メイン」って感じ。


代わりにアクション担当は脱走スパイ(マーカント)が担います。
しっかりロマンスもあったりして、本巻の主人公は完全にこちらですねw。
新たな「味方」(?)も登場し、こっちの方も広がっていきそうです。
「ローダン」って、こう言う群像劇的なところがあるんですかね?


直前に読んだ「オービタル・クラウド」に比べたら科学的記述が分かりやすいことw。
僕のSF的資質が「スペースオペラ向き」なのを再確認しました。
「なんともご都合主義的だなぁ」
って気分があるところが、10代の頃からの「成長」かしらんw。