・プリンス論
著者:西寺郷太
出版:新潮新書
- 作者: 西寺郷太
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/09/17
- メディア: 新書
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<卑猥なイメージに満ちた彼がなぜそんなに人気があるのか。最初は正直に言ってわからなかった。第一印象を告白すると「めっちゃくちゃ気持ち悪い」。それに尽きる。>(プロローグ)
全く同感w。
意識して初めて聞いた(見た)のは「パープルレイン」だと思うんだけど、
「ゲッ」
ってのが第一印象でしたね。
それがいつの間にやら追いかけるようになって...。
今回本書を読みながら、紹介されている曲をちょこちょこ自分のミュージックライブラリーから検索しながら聞いてたんですが、9割がたはカバーしていたのではないか、と。
ファン?
いや、そんなつもりは全然ないんですが、持ってるアルバム数を考えたら否定しきれませんな、これはw。
僕が「これはすごいな」と認識したのは「KISS」からですかね。
そっから過去に遡って一通り聞いて、以降新作が発表されるたびに、(特に「待望」って感じはないままに)なんとなく手に入れて、いつの間にやら膨大なストックが手元に残った...という次第。
改めてまとめて聞くことは(新作が出たとき以外は)あんまりないんですが、それでもシャッフルやらプレイリストやらで、チョクチョク聞いたりはしてますかねぇ。
新作(HITURUN)も結構繰り返して聞いてます。
本書はノーナリーブスの西寺氏がまとめた「プリンス論」。
プリンスの経歴を、作品を丁寧にフォローしながら紹介しつつ、ミュージシャンらしく、「ミネアポリス・ファンク」等の音楽的な分析も加えて、分かりやすく、それでいて結構深いところまで論じてる作品じゃないかと思います。
ま、私はプレイヤーでも作曲家でもないんで、プリンスのホントの凄さのところは理解仕切れないってのはあるんですがねw。
でもこの機会にまとめて発表順に沿って、ちょこちょこプリンスの作品を聞いて、
「やっぱ、すごいわ、このおっさん」
と改めて思いました。
ビジュアル的にはファーストインプレッションと変わらないところは、相変わらずあるっちゃあ、あるんですがw。