・学ばない探偵たちの学園
著者:東川篤哉
出版:実業之日本社(Kindle版)
「謎解きはディナーの後で」で人気作家になった作者の、ブレイク前の他シリーズ1作目。
このシリーズの他の作品が映像化もされているようです。
特段、興味はなかったのですが、Amazonの日替わりセールで安くなってたので、つい・・・。
相変わらずAmazonにはやられてますw。
まあユーモアミステリーですからね。
「こんな感じかなぁ・・・」と。
ただ「謎解き〜」の場合、キャラクターの設定そのものが相当フィクショナルだったんで、コミカルな展開や描写も受け入れやすかったのに比べると、本書の場合、登場人物たちは単なる教師と高校生なので、コミカルさが鼻についちゃうってのはあったかもしれません。
それだけ「笑い」の要素が強い強いってことなんですが。
あとは「長さ」かな?
Amazonの評なんかを見ると、「この作者は長編が向いている」って評もありましたが、僕は「短編向き」と思いますね。
確かに「掛け合い」を楽しむのには長編もいいんですけど、このトリックだと、
「ここまで読んで、コレ?」
って気もしちゃうんですよw。短編なら、「ま、いいか」で済ませることもできるんですがね。
「謎解き〜」は短編集なのは「正解」だし、だからこそ人気が出たんだと思います。
コミカル度のレベルはどっちもどっちですが。
続編も電子書籍になってます。
またセールに出てきたら読むかもしれませんw。