・教場
著者:長岡弘樹
出版:小学館(Kindle版)
- 作者: 長岡弘樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/12/08
- メディア: 文庫
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印象としては柳広司の「ジョーカー」に近いかなぁ。「リアリティ」はあるんだけど、「現実」ではないというか…。
ま、もしかしたら警察学校ってのは作中で言われてる通り、「篩」なのかもしれませんが、少なくとも「風間教官」のような人はいないでしょうw。
警察学校の生徒たちが卒業するまでに起きる「事件」を、連作短編として追いかけるスタイルとなっています。
前半は「ラスト」が放り出されるような形で話が終わる短編が続いてたんですが(と言っても、そのあとの短編ですぐにフォローされるんですが)、後半は(ワンパターン化したからか)普通の「締まり方」になっています。
個人的には前半の切れ味が好きだったんで、ちょっとこれは残念。まあ毎回これとはいかなかったんでしょうかね。
「篩」として「警察官に相応しいものを選ぶ」という視点から、必ずしも「正しいもの」が選ばれるわけじゃないという設定には「好き/嫌い」もあると思います(思い込みで濡れ衣を着せてたような話もあったし)。
個人的には「好き」な方。
その割り切ったスタンスが主人公のキャラを際立たせてると思います。もっとも「選ばれたもの」が本当に警官として立派になるかどうかは保証の限りじゃありませんがw。(あとからAmazonの評を読んだんですが、ここら辺に違和感を持ってる人が多いようですね。分からんでもないです)
なんか近々「続編」の話もあるようです。
多分、読むと思います。