割と好きな作品「カンフー・パンダ」。
でも設定的には「?」なトコも。
その最大の「謎」が、
「パンダの父親が、なぜガチョウなのか?」。
その「謎」が続編で明らかに・・・
いや、あれって、そういう「世界観」じゃないの?
まあパンフの解説を読むと、一作目ではそういう世界観だったようですね。
そういう意味では続編を作るにあたって、無理矢理見つけてきたテーマって感じなんですが・・・
これがナカナカいいんですよ!
子供たちと一緒に観に行ったんですが、「怖い」とか「ビックリした」とかじゃなくて、純粋にストーリーで悲しくなって息子が泣いたのはコレが初めてです。
ま、「泣いた」と言っても回想シーンで、作品そのものは爽快なアクション・コメディではありますが。
(でもこのシーンでは不覚にも僕も・・・)
悪役のクジャクの声をあてたのは「ゲイリー・オールドマン」。
複雑で狂気にとらわれた陰影のある悪役でしたね。(僕が観たのは吹き替え版なんで、オールドマンの演技は聴けてないんですが)
前作のテーマが、
「自分を信じろ」
その線で言えば、本作のテーマは、
「今の自分を信じろ」
その問いかけが主人公と、そして悪役にも投げ掛けられます。
悪役のやられっぷりも、ナカナカ良かったです。
ハリウッドのアニメの水準はドンドン上がって行くなぁ。
もうピクサーだけじゃないですからね。
それに対して先行してた日本アニメの現状は・・・
なんだかここにも「ガラパゴス」を見るようです。